Square(スクエア)とは?特徴や評判・口コミから導入費用・決済手数料まで完全解説!

Square(スクエア)とは?特徴や評判・口コミから導入費用・決済手数料まで完全解説!
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「うちみたいな小さな店には、まだキャッシュレス決済は早いかな…」 「手数料もかかるし、何より導入が難しそう…」

個人で飲食店や小売店を経営されている方なら、一度はこう考えたことがあるかもしれません。かつての私もそうでした。レジ周りが複雑になるのは嫌だし、現金管理の手間で十分忙しい。しかし、コロナ禍を経てお客様の支払い方法は大きく変わり、「カード使えますか?」と聞かれる機会が日に日に増えていきました。

そこで思い切って導入したのが、決済サービスの Square(スクエア) です。

結論から言うと、この決断は私のカフェ経営にとって大きな転機となりました。現金管理のストレスから解放されただけでなく、キャッシュレス決済を求めるお客様の来店が増え、客単価も向上。結果的に、年間の売上は導入前と比べて約1.3倍にまで伸びたのです。

この記事では、単なる機能紹介に留まりません。実際にSquareを5年間、毎日使い続けている現役のカフェオーナーとして、私が肌で感じたリアルなメリット、そして「導入前にこれを知っておきたかった…」という正直な注意点まで、余すことなくお伝えします。

この記事を読み終える頃には、あなたはSquareに関するあらゆる疑問や不安が解消され、「自分の店でもすぐに始められる」という確信を持っているはずです。


目次

第1章 Square(スクエア)とは?基本的な仕組みを5分で解説

おすすめ端末① Squareシリーズ

まずは「Squareって一体何?」という基本から見ていきましょう。難しく考える必要はありません。ごく簡単に言うと、「いつものスマートフォンやタブレットを、高性能なレジに変身させるサービス」です。

➡︎公式サイトはこちら

1-1. スマホやタブレットが決済端末になるサービス

Squareの基本的な仕組みは非常にシンプルです。お持ちのスマートフォンやタブレットに専用アプリ(無料)をインストールし、手のひらサイズの「Squareリーダー」という小型の機械をBluetoothで接続するだけ。

たったこれだけで、あなたの店はVisaやMastercardといった主要なクレジットカード決済に対応できるようになります。さらに、SuicaやPASMOなどの交通系IC、iDやQUICPay、そしてPayPayといったQRコード決済まで、お客様が求めるほとんどのキャッシュレス支払いに対応可能です。

筆者体験談

私が初めてSquareリーダーを手に取った時、「本当にこんなに小さな機械で大丈夫…?」と半信半疑でした。しかし、設定はアプリの指示通りに進めるだけで驚くほど簡単。テストで自分のカードを使って決済が成功した瞬間、レジ周りの未来がガラッと変わるような感動を覚えたのを今でも覚えています。高価で巨大な専用レジは、もはや必須ではないのだと実感しました。

1-2. 運営はどんな会社?海外製だけどサポートは安心?

「Squareって、海外の会社なんでしょう?サポートとか大丈夫なの?」という点は、導入を検討する上で気になるポイントだと思います。

確かに、SquareはTwitter(現X)の創業者の一人であるジャック・ドーシー氏が2009年にアメリカで設立した会社です。しかし、日本でのサービス展開は2013年からと歴史があり、三井住友カード株式会社と提携して「Square株式会社」という日本法人を設立しています。

つまり、単なる海外サービスの日本語版ではなく、日本の商習慣や法律を理解し、大手金融機関がバックについた信頼性の高い体制で運営されているのです。実際に私も何度かサポートに問い合わせたことがありますが、もちろん日本語で丁寧に対応してもらえました。安心してご利用いただけるサービスと言えるでしょう。

【この章のまとめ】 
Squareとは、スマホやタブレットと小型リーダーを使って、多様なキャッシュレス決済を手軽に導入できるサービスです。日本の大手企業と提携しており、安心して利用できます。

キャッシュレス端末の違いを知りたい方は、『【2025年最新版】オールインワン決済端末を徹底比較!コスパ最強のおすすめ端末8選もご紹介!』を参考にしてください。


第2章 Square決済を導入する6つのメリット

第2章 Square決済を導入する6つのメリット

Squareが多くの個人店や小規模事業主に選ばれているのには、明確な理由があります。ここでは、私が5年間使い続けて「本当に助かっている」と感じる6つのメリットを、具体的な体験談と共にご紹介します。

2-1. 初期費用・月額料金は無料で導入が早い!

最大のメリットは、その導入ハードルの低さです。Squareは、高額なレジ端末の購入やシステム導入費といった初期費用が一切かかりません。さらに、毎月支払う月額固定費も0円です。

必要なのは、公式サイトから無料のアカウントを登録し、審査を受けるだけ。私の場合は、平日の午前中に申し込んだところ、その日の夕方には審査完了のメールが届きました。あとはアプリをダウンロードし、数日後に届いたリーダーを接続すれば、すぐにでもキャッシュレス決済を始められます。「思い立ったらすぐ」が実現できるスピード感は、大きな魅力です。

2-2. 決済手数料が3.25%〜とシンプルで分かりやすい

Squareの料金体系は非常に明快です。「売上が発生した時の決済手数料」のみ。例えば、対面でのクレジットカード決済(Visa/Mastercardなど)や電子マネー決済の手数料は、基本的に3.25%です。

決済手数料の比較や相場感について、『【一覧で比較】キャッシュレス決済の手数料は高いのか?サービス別の相場や目安を徹底解説!』の記事で詳しく解説しています。

手数料シミュレーション

例えば、あなたの店で1,000円の商品がクレジットカードで売れた場合、 1,000円×3.25%=32.5円 この32.5円が手数料として差し引かれ、967.5円が入金されます。 もしその月の売上がゼロであれば、当然かかる費用も0円。この「売上がなければ費用もかからない」という仕組みは、売上が不安定になりがちな開業初期や、季節によって繁閑の差が激しいお店にとって、大きな安心材料となります。

2-3. 多様なキャッシュレス決済に1台で対応できる

「カードは使えますか?」「PayPayは?」「Suicaは?」お客様からの様々な支払いニーズに、Square1台で応えられます。これによる機会損失の防止効果は絶大です。

筆者体験談

うちの店は最寄り駅から少し歩くのですが、Square導入後は電車で来店されるお客様が交通系ICでスムーズに会計される姿をよく見かけるようになりました。また、海外からのお客様が当たり前のようにAmerican Expressのカードを提示された時も、何の問題もなく決済できた時は心底ホッとしました。「現金しか使えません」と言って、がっかりさせてしまうことがなくなったのは、売上以上に大きなメリットだと感じています。

2-4. オンライン決済や請求書機能で販路が広がる

Squareのすごいところは、店舗での対面決済だけにとどまらない点です。無料で使える「Square オンラインビジネス」という機能を使えば、驚くほど簡単にネットショップを作成できます。

コロナ禍で来店客数が減った時期、私はこの機能を使って自家製の焼き菓子のオンライン販売を始めました。専門知識は全くありませんでしたが、テンプレートに沿って写真と説明文を入れるだけで、数時間後には販売を開始できたのです。店舗のPOSレジと在庫情報が自動で連携されるため、「ネットで売れたら、お店の在庫数を手動で減らす」といった面倒な作業も一切不要でした。

2-5. 無料のPOSレジ機能で売上や在庫を管理できる

Squareは単なる決済端末ではなく、非常に優秀なPOS(販売時点情報管理)レジでもあります。アプリ上で商品ごとの売上データをリアルタイムに追跡・分析できるのです。

POSレジの選び方や機能比較は、『個人店におすすめなPOSレジはどれ?業種別に特徴や機能を比較して徹底解説!』のガイドが参考になります。

2-6. 売上の入金サイクルが最短翌営業日と早い

小規模事業者にとって、キャッシュフローは何よりも重要です。その点で、Squareの入金サイクルの速さは特筆すべきメリットです。

振込先に三井住友銀行かみずほ銀行を指定すれば、決済が発生した日の翌営業日には売上金が入金されます。その他の金融機関でも週に1回(毎週金曜日)と、非常にスピーディーです。月末の仕入れ代金の支払いや家賃の引き落とし前に、週末の売上が現金化されている安心感は、一度味わうと手放せません。


第3章 Square導入のデメリットと対策

第3章 Square導入のデメリットと対策

多くのメリットがあるSquareですが、もちろん完璧ではありません。導入してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、知っておくべき注意点と、私なりの対策を正直にお話しします。

3-1. 分割払いやリボ払いには対応していない

Squareでのクレジットカード決済は、原則として「一括払い」のみです。分割払いやリボ払いには対応していません。

カフェや雑貨店など、比較的に客単価が低い業種であれば問題になることは少ないでしょう。しかし、数万円以上の高額なアパレル商品や、高価なサービス、コース契約などを扱うお店の場合は注意が必要です。「分割で支払いたい」というお客様のニーズに応えられない可能性があります。

【対策】 

もし高額商品の販売がメインで、分割払いが必須なのであれば、Squareとは別に特定のクレジットカード会社と直接契約を結ぶなど、他の決済手段との併用を検討する必要があります。私の知人のセレクトショップでは、普段の決済はSquareで行い、高額なアウターなどが売れた時だけ別端末を利用する、という形で使い分けています。

3-2. 決済には専用リーダーの購入が必要

SquareでICカードや電子マネーの決済を行うには、専用の「Squareリーダー」(定価4,980円)などを購入する必要があります。完全無料で始められるわけではない、という点は覚えておきましょう。

とはいえ、数万円〜数十万円するような従来のレジシステムと比較すれば、圧倒的に安価な初期投資です。また、Squareは定期的に「リーダー代金が実質0円になるキャンペーン」を実施しています。

【対策】 

導入を急いでいないのであれば、公式サイトを定期的にチェックし、このキャンペーン期間を狙って申し込むのが最も賢い方法です。私もこのキャンペーンを利用して導入したため、実質的な端末代の負担はありませんでした。

リーダーのコストが気になるならstera packの『stera pack(ステラパック)とは?その特徴や評判、導入費用から決済手数料まで完全解説!』もご検討ください。

3-3. 電話サポートの対応時間が限られる

Squareの電話によるカスタマーサポートは、毎日10:00〜18:00となっています。そのため、深夜まで営業している飲食店や、早朝から営業する店舗の場合、トラブルが発生しても営業時間内に電話でリアルタイムのサポートを受けられない可能性があります。

【対策】

 私も一度だけ、閉店間際にリーダーの通信が不安定になったことがありました。その時は電話サポート時間外でしたが、慌てずにSquareのオンライン「ヘルプセンター」を確認しました。ここには、考えられるほぼ全てのトラブルシューティングが画像付きで詳細に解説されており、指示通りに操作したところ無事に解決できました。緊急時に備え、このヘルプセンターをブックマークしておくと同時に、万が一に備えて現金での対応ができるよう準備しておくことが、安心して運用するための自衛策になります。

第4章 Squareの導入手順を6ステップで解説

第4章 Squareの導入手順を6ステップで解説

「メリットは分かったけど、実際に導入するのは難しそう…」と感じる方もいるかもしれません。ご安心ください。Squareの導入は、驚くほど簡単です。ここでは、アカウントの作成から実際の決済開始まで、私がつまづいたポイントも踏まえながら、6つのステップに分けて画像付きで解説します。(※本文では画像の代わりに説明を記載します)

【ステップ1】無料アカウントを作成し、審査を申し込む

まずはSquareの公式サイトにアクセスし、メールアドレスとパスワードを設定して無料アカウントを作成します。その後、事業内容(業種、法人か個人かなど)や代表者情報、売上金を受け取るための銀行口座情報などを入力していきます。

全ての情報を入力し終えたら、審査申し込みは完了です。審査結果は通常3〜5営業日ほどでメールで通知されますが、早ければ当日中に完了することもあります。

ワンポイントアドバイス 

口座情報は、入金サイクルが最も早い三井住友銀行またはみずほ銀行の口座を登録するのが断然おすすめです。もしお持ちでない場合でも、この機会に開設を検討する価値は十分にあります。

【ステップ2】Square POSレジアプリをインストールする

審査を待っている間、もしくは審査完了後に、決済に使うスマートフォンまたはタブレットに「Square POSレジ」アプリをインストールしておきましょう。iPhone/iPadならApp Store、Android端末ならGoogle Playから無料でダウンロードできます。

インストール後、ステップ1で作成したアカウント情報でログインすれば、スマホがレジ画面に早変わりします。

【ステップ3】必要な決済端末(リーダー)を準備する

審査に通過したら、クレジットカードや電子マネー決済に必須の「Squareリーダー」を準備します。公式サイトのオンラインストアや、一部の家電量販店で購入可能です。

リーダーが手元に届いたら、アプリの指示に従ってスマートフォンやタブレットとBluetoothで接続します。接続は数分で完了する簡単な作業です。

【ステップ4】商品・メニュー情報を登録する

POSレジアプリ、またはパソコンのウェブ管理画面から、あなたの店で販売する商品やメニューを登録していきます。商品名、価格、カテゴリ、税設定などを入力しておきましょう。

【ステップ5】テスト決済で動作を確認する

いよいよお店で使う前に、必ずテスト決済を行いましょう。自分のクレジットカードや電子マネーを使って、実際に少額の決済をしてみます。

カードが正しく読み取れるか、電子レシートが問題なく送信されるか、売上が管理画面に正しく反映されるか、といった一連の流れを確認します。この時、返金処理の操作も試しておくと、いざという時に慌てずに済みます。

【ステップ6】運用スタート!

全ての準備が整ったら、いよいよ店舗での運用開始です。お客様から注文を受けたら、POSレジアプリで商品をタップし、合計金額を提示。Squareリーダーにカードを差し込むか、スマホや電子マネーをかざしてもらえば、数秒で決済は完了です。

これからは、複雑な現金管理やレジ締めの手間から解放され、より本質的なサービス提供やお客様とのコミュニケーションに時間を使えるようになります。


第5章 Squareの料金プランと決済手数料

第5章 Squareの料金プランと決済手数料

事業を運営する上で、コストは最も気になるポイントの一つです。ここでは、Squareを利用する際にかかる費用について、どこよりも分かりやすく解説します。結論から言うと、ほとんどの小規模店舗では「決済手数料」以外の費用はかかりません。

5-1. Square利用にかかる費用の種類

Squareの料金体系は、大きく分けて以下の3つで構成されています。

  • 決済手数料(変動費): 売上があった時にだけ、その数%がかかる費用。
  • 周辺機器代金(初期費用): Squareリーダーなど、最初に購入が必要な機器の代金。
  • 月額プラン料金(固定費): より高度な機能を使いたい場合に契約する、業種別の有料プラン。

無料プランでも満足

知り合いのカフェでは、費用は「1. 決済手数料」のみです。周辺機器はキャンペーンで実質0円でしたし、無料プランの機能で十分に満足しているため、月額料金は一切かかっていません。多くの個人店オーナーがこのパターンに当てはまるはずです。

5-2. 各種決済手数料の一覧

決済手数料は、お客様の支払い方法によって少しずつ異なります。2025年現在の主な手数料は以下の通りです。

スクロールできます
決済方法決済手数料
対面決済(Visa, Mastercard, Amex, iD, QUICPay, 交通系ICなど)3.25%
対面決済(JCB, Diners Club, Discover)3.25%
オンライン決済(Square オンラインビジネス, 請求書)3.6%
オンライン決済(JCBのみ)3.95%

※上記手数料に、振込手数料などは一切かかりません。

以前はJCBなどのブランドは手数料が少し高めでしたが、2025年1月より主要ブランドは一律3.25%に引き下げられ、さらに分かりやすくなりました。

加盟店手数料の相場を一覧で知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

5-3. 有料プランはどんな店舗におすすめ?

Squareには、飲食業向けの「レストランPOSレジ」や小売業向けの「リテールPOSレジ」など、特定の業種に特化した有料の月額プランも用意されています。

無料プランでも売上管理や在庫管理といった基本的な機能は十分に利用できますが、有料プランにアップグレードすると、より高度な機能が使えるようになります。

  • レストランPOSレジ プラスプラン(月額13,000円〜): ハンディ端末での注文受付、テーブルごとの売上管理、詳細な売上レポートなど、より効率的な店舗運営を目指す飲食店におすすめ。
  • リテールPOSレジ プラスプラン(月額6,000円〜): バーコードでの在庫管理、仕入れ先管理、高度な顧客管理など、本格的な在庫管理や複数店舗の運営を考える小売店におすすめ。

第6章 Squareと競合サービスを徹底比較

第6章 Squareと競合サービスを徹底比較

「Squareが良いのは分かったけど、他のサービスも気になる…」当然の疑問です。ここでは、Squareとしばしば比較される主要な決済サービス「Airペイ」「楽天ペイ(店舗決済)」「STORES決済」との違いを、オーナー目線で比較・解説します。

6-1. Square・Airペイ・楽天ペイ・STORESの比較表

まずは、各サービスの特徴が一目でわかる比較表をご覧ください。

スクロールできます
項目SquareAirペイ楽天ペイ(店舗決済)STORES決済
初期費用0円(リーダー代別途)0円(キャンペーンで端末0円)0円(リーダー代別途)0円(キャンペーンで端末0円)
月額費用0円0円0円0円
決済手数料3.25%〜3.24% / 3.74%3.24% / 3.74%3.24%(交通系ICは1.98%)
入金サイクル最短翌営業日月3〜6回楽天銀行なら翌日月1〜2回
対応OSiOS / AndroidiOSのみiOS / AndroidiOS / Android
POSレジ機能◎ 高機能(無料)◯(Airレジと連携)△(簡易機能のみ)△(簡易機能のみ)
オンライン決済◎ 無料でネットショップ作成可×◯(別途サービス)◎(STORESと連携)
筆者おすすめ度★★★★★★★★★☆★★★☆☆★★★☆☆

6-2. 各サービスはどんなお店におすすめ?

上記の比較表を踏まえ、それぞれのサービスがどんなお店に向いているかを解説します。

Squareがおすすめなのはこんなお店

  • とにかく早く現金化したい(入金サイクル重視)
  • 決済だけでなく、売上分析や在庫管理も1つのアプリで完結させたい
  • 将来的にネットショップも展開したい
  • Androidのスマホやタブレットを使いたい

私自身がSquareを選んだ最大の理由は、「入金サイクルの速さ」と「無料とは思えない高機能なPOSレジ」でした。日々の業務効率とキャッシュフローを重視するなら、Squareが最もバランスの取れた選択肢だと断言できます。

Airペイがおすすめなのはこんなお店

  • 対応決済ブランドの数をとにかく重視する
  • すでにAirレジやAirウェイトなど他のAirシリーズを利用している
  • iPhoneかiPadで運用する

Airペイは対応する決済ブランド数が非常に多いのが魅力です。すでにリクルート社の他サービスを利用している場合は、連携もスムーズでおすすめできます。ただし、入金サイクルが月3〜6回とSquareに比べて遅い点と、Android端末では利用できない点には注意が必要です。

Airペイとの違いや特徴をより詳しく知りたい方は『Airペイ(エアペイ)の使い方完全マニュアル!初期設定や接続の仕方、決済時の操作方法まで!』。

楽天ペイ(店舗決済)がおすすめなのはこんなお店

  • 振込先に楽天銀行を指定できる
  • 楽天ポイントを貯めている・使っているお客様が多い

楽天銀行を振込先にすれば翌日入金が実現できるため、楽天経済圏をよく利用するオーナーにはメリットが大きいです。ただし、POSレジ機能は簡易的で、オンライン決済も別途サービス契約が必要になります。

STORES決済がおすすめなのはこんなお店

  • 交通系ICの決済比率が非常に高い
  • POSレジなどの付加機能は不要で、とにかくシンプルに決済だけできれば良い
  • すでにネットショップ「STORES」を利用している

STORES決済は、交通系ICの決済手数料が1.98%と業界最安水準なのが大きな特徴です。駅ナカの店舗など、交通系ICの利用が圧倒的に多い業態ではコストメリットがあります。

第7章 Squareの評判・口コミをSNSで調査

ここまで私の体験談を中心にお話ししてきましたが、他のユーザーはSquareをどう評価しているのでしょうか。ここでは、SNS(X 旧Twitter)で見つけた、より客観的でリアルな評判・口コミをご紹介します。

ポジティブな口コミ・評判

やはり「入金の速さ」「操作のシンプルさ」を評価する声が非常に多く見られました。

①:入金の速さ

 「Square、本当に売上が翌日入金されてて感動してる。月末の資金繰りがいつもカツカツだったから、このスピード感は精神的にめちゃくちゃ助かる。もう他のサービスには戻れないかも。」

②:操作の簡単さ

「イベント出店用にSquare導入したけど、IT苦手な私でも30分で設定完了。当日のレジ操作も直感的で、お客様を待たせることなくスムーズに会計できた。スマホがレジになるってすごい時代だ…」

③:POSレジ機能

「Squareの無料POS、優秀すぎでは?どの商品が売れ筋か一目瞭然だから、次の仕入れの参考になる。今までどんぶり勘定だったのが恥ずかしい。データ見るの楽しい。」

ネガティブな口コミ・評判

一方で、もちろんネガティブな意見やトラブルに関する投稿も見られます。特に通信環境に関する指摘は、導入前に知っておくべき重要なポイントです。

①:通信障害 

「今日、お店のWi-Fiが死んでSquareが使えなくなりマジで焦った。オフラインモードっていうのがあるらしいけど、設定してなかったから現金対応のみに…。バックアップ回線は必須だと痛感した。」

Squareをはじめとするモバイル決済は、インターネット接続が生命線。お店のWi-Fiが不安定な場合は、スマートフォンのテザリング機能や、ポケットWi-Fiなどを予備の回線として用意しておくことを強くおすすめします。また、万が一に備えて「オフラインモード」の設定を事前に有効にしておきましょう。

②:一部非対応の決済

「お客さんに『PiTaPa使えますか?』って聞かれて、Squareが対応してないことを知った。交通系ICなら全部いけると思ってた…。ほとんどのお客様はSuicaとかだから問題ないけど、一部非対応のもあるのね。」

Squareはほとんどの主要な決済手段に対応していますが、PiTaPa(関西圏の交通系IC)や一部のQRコード決済など、ごく一部に未対応のものがあるのは事実です。自店の顧客層や地域特性を考慮し、どうしても対応が必要な決済手段がある場合は、事前にSquareの公式サイトで対応ブランドを詳細に確認しておきましょう。


第8章 Square導入に関するよくある質問と回答

最後に、私が友人・知人のオーナーからよく聞かれる質問や、導入を検討している方が抱きがちな疑問について、Q&A形式でお答えします。

Q1. ネットが繋がらない山奥のイベントでも使えますか?

A. はい、一部の決済のみ「オフラインモード」で対応可能です。

Square POSレジアプリには、インターネットに接続できない状況でもクレジットカード決済を受け付けられる「オフラインモード」という機能があります。ただし、このモードで受け付けられるのは、カード裏面の磁気ストライプをスワイプする決済のみです。ICチップの読み取りやタッチ決済、電子マネー、QRコード決済は通信環境が必須のため利用できません。あくまで緊急避難的な機能と捉え、基本的には安定した通信環境下で利用するのが望ましいです。

Q2. レシートは絶対プリンターが必要ですか?

A. いいえ、必須ではありません。電子レシートで十分対応できます。

Squareでは、決済後にお客様の携帯電話番号宛にSMSで送信するか、メールアドレス宛に送信する形で「電子レシート」を発行できます。これにより、プリンター本体やレシート用紙のコストを削減できます。

Q3. 複数店舗で導入する場合、管理はどうなりますか?

A. 1つのアカウントで、全店舗の売上をまとめて管理できます。

Squareは複数店舗の管理にも非常に優れています。オーナーは1つの管理画面から、各店舗の売上状況や在庫情報をリアルタイムで確認・比較することが可能です。店舗ごとにPOSレジの設定を切り替えたり、スタッフのアクセス権限を店舗ごとに設定したりすることもできます。将来的に多店舗展開を考えているオーナーにとっても、非常に拡張性の高いサービスと言えるでしょう。


まとめ:Squareでキャッシュレス決済を始めよう

ここまで、5年間Squareを使い続けてきたカフェオーナーの視点から、そのメリットや注意点、具体的な活用法までを詳しく解説してきました。

改めてお伝えしたいのは、Squareは単なる「決済サービス」ではないということです。

日々のレジ締めや現金管理のストレスから私たちを解放し、売上データを分析して経営改善のヒントを与えてくれる。そして、ネットショップという新たな可能性の扉を開けてくれる。まさに、人手も資金も限られる小規模事業主にとっての「最高の相棒」だと、私は本気で思っています。

もしあなたが今、 「キャッシュレス決済の導入を迷っている」 「日々のレジ業務をもっと効率化したい」 「お店の売上を、もう一段階レベルアップさせたい」 そう感じているのであれば、これ以上ためらう必要はありません。

Squareのアカウント登録は無料で、数分で完了します。この記事を読んだ今日が、あなたの店の新しい未来が始まる第一歩です。まずは無料アカウントを登録し、その可能性をあなた自身の手で確かめてみてください。

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この記事を書いた人

鵜飼 あきひろのアバター 鵜飼 あきひろ 株式会社Grill 取締役/店舗経営・集客コンサルタント

2014年にオイシックス株式会社で海外事業を担当後、香港・中国現地法人の社長に就任。
2017年に起業した株式会社Emooveでは代表として事業を成長させ売却・EXIT。
現在は株式会社Grillの取締役COOとして複数の飲食店舗を経営する傍ら、現場目線で成果の出る集客支援に取り組んでいる。
豊富な実践経験と経営視点を活かし、小さなお店の“ファンづくり”をサポートするのが信条。

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