【裏技あり】Airペイ(エアペイ)で分割払いやボーナス払いはできるのか?徹底検証して解説!

【裏技あり】Airペイ(エアペイ)で分割払いやボーナス払いはできるのか?徹底検証して解説!
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目次

第1章 【結論】Airペイ(エアペイ)はクレジットカードの分割・リボ・ボーナス払いに非対応

【結論】Airペイ(エアペイ)はクレジットカードの分割・リボ・ボーナス払いに非対応

➡︎「Airペイ(エアペイ)」公式サイトはこちら

多くのキャッシュレス決済サービスが乱立する現代において、どのサービスを導入すべきか悩んでいる店舗オーナー様は非常に多いことでしょう。特に、リクルートが提供する「Airペイ(エアペイ)」は、多様な決済ブランドへの対応と使いやすさから、多くの店舗で導入が進んでいます。しかし、最初に最も重要な結論からお伝えしなければなりません。Airペイ(エアペイ)のクレジットカード決済は「一括払い」のみに対応しており、お客様が希望されることの多い「分割払い」「リボ払い」「ボーナス払い」には一切対応していません

この事実は、特に高単価な商品やサービスを扱う店舗にとって、売上を左右する死活問題になりかねません。

【決済システム専門家のコメント】 

「決済代行サービスが分割払いに対応する場合、加盟店(店舗)は各カード会社と『割賦販売あっせん契約』を追加で結ぶ必要があります。Airペイ(エアペイ)は、この手続きを代行するのではなく、最もシンプルな『包括加盟店契約』に特化することで、スピーディーな導入審査と低コスト運営を実現しているのでしょう。これは、サービスの普及を最優先する戦略としては非常に合理的です。」

つまり、分割払いに対応していないのは機能的な欠陥ではなく、サービス思想に基づく戦略的な選択なのです。

分割払いが使えない代わりに、手数料の安さで選ぶなら『【一覧で比較】キャッシュレス決済の手数料は高いのか?サービス別の相場や目安を徹底解説!』の記事も参考になります。

第2章 【対処法①】Airペイで実質的な分割払いをする方法

【対処法①】Airペイで実質的な分割払いをする方法

Airペイ(エアペイ)が分割払いに対応していないからといって、高額商品の販売を諦める必要はまったくありません。店舗側に追加の費用や手間をかけることなく、お客様の分割払いニーズに応えるための、最も手軽で即効性のある方法が「あとから分割」サービスの活用です。

2-1. 店舗に負担なしで「あとから分割払い・リボ」サービスの仕組みとは?

「あとから分割」とは、その名の通り、店舗では一括払いで決済を完了させた後、お客様自身がご自身のクレジットカード会社のウェブサイトやアプリから、その支払いを分割払いやリボ払いに変更できるサービスのことです。

この方法の最大のメリットは、店舗側にあります。

  • 追加の契約や手続きは一切不要
  • 店舗側が負担する追加手数料はゼロ
  • レジでの操作は通常の一括払いと全く同じ

店舗側は、このサービスの存在をお客様に「案内する」だけでよいのです。これにより、レジでの複雑な操作を覚える必要もなく、販売機会の損失を防ぐことが可能になります。

【成功エピソード:案内一つで売上3万円アップ!】 

先ほどの失敗談の後、私は「あとから分割払い」の案内を徹底することにしました。ある時、3万円の照明器具を前に悩んでいるお客様がいらっしゃいました。お話を伺うと、「一括だと今月厳しいかな…」とのこと。そこで「もしよろしければ、一旦こちらでは一括でお支払いいただき、後からカード会社のサイトで分割払いに変更できる『あとから分割払い』というサービスもございますよ」とご案内したところ、「え、そんなことができるの!?」と大変喜ばれ、無事にご購入いただけました。この経験から、お客様は便利なサービスを知らないだけなのだと学びました。

2-2. 分割払い希望のお客様への具体的な案内方法

分割払い希望のお客様への具体的な案内方法

では、実際にお客様から「分割払いにできますか?」と尋ねられた際に、どのように案内すればよいのでしょうか。重要なのは、ただ「できません」と断るのではなく、代替案をスムーズに提示することです。

【NGトーク例 「すみません、うち、分割払いやってないんですよ。」 (→不親切な印象を与え、お客様は購入を諦めてしまいます)

【OKトーク例 ◯】 「申し訳ございません、当店での決済は一括払いのみとなります。ただ、ほとんどのクレジットカードでは、決済後にカード会員様専用サイトやお電話で、お客様ご自身で簡単に分割払いに変更できる『あとから分割払い』というサービスがございます。よろしければ、そちらをご利用いただくのはいかがでしょうか?」

このように、まず謝罪と現状を伝えた上で、すぐにお客様にとっての解決策を提示するのがポイントです。

さらに、レジ横や高額商品の近くに、以下のような小さなPOPを設置しておくのも非常に効果的です。

2-3. 主要クレジットカード各社の「あとから分割払い」手続き方法まとめ

お客様への案内をより具体的にするために、主要なクレジットカード会社における「あとから分割払い」サービスの概要を把握しておきましょう。

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クレジットカード会社サービス名主な申込方法備考
三井住友カードあとから分割Vpassアプリ、Webサイト、電話1件1,000円(税込)以上の利用が対象
JCBカードショッピング利用後分割払いMyJCB(Webサービス)支払い回数を後から分けられる
楽天カードあとから分割払い楽天e-NAVI、楽天カードアプリネットからいつでも変更可能
dカードあとから分割dカードサイト、dカードセンター1件10,000円以上の利用が対象
au PAY カードあとde分割会員さま専用サイト(Web)Webで簡単に申込可能

※ご注意: 上記は2025年6月25日時点の情報です。申込期限や手数料はお客様の契約内容やカード会社によって異なります。最終的なご確認は、お客様ご自身でカード会社へ行っていただくようご案内ください。

第3章 【対処法②】分割払い対応の決済サービスを併用する方法

【対処法②】分割払い対応の決済サービスを併用する方法

「あとから分割払い」の案内は非常に有効な手段ですが、客単価が数十万円を超える宝飾店や高級家具店、または分割払いの要望が日常的に発生する店舗にとっては、より根本的な解決策が必要です。それが、Airペイ(エアペイ)を使い続けながら、分割払いに対応した別の決済サービスを「併用」するという戦略です。

3-1. Airペイ(エアペイ)と他社決済の併用がおすすめな理由

「決済サービスを2つも導入するなんて、管理が煩雑になるのでは?」と心配されるかもしれません。しかし、その手間を上回る大きなメリットがあります。

この戦略は、それぞれのサービスの「良いとこ取り」をするハイブリッドなアプローチです。

  • Airペイ(エアペイ)の強み: 豊富な決済ブランド(特にQRコード決済)への対応力は維持する。
  • 他社サービスの強み: クレジットカードの分割払いに対応し、高額決済の機会を確実に掴む。

お客様から「PayPayで」と言われればAirペイ(エアペイ)端末を、「カードの分割で」と言われればもう一方の端末を、と使い分けることで、あらゆる支払いニーズに対応できる完璧な決済環境を構築できます。

【筆者の体験談:併用戦略で売上が月平均15%向上!】

 「あとから分割払い」の案内だけでは取りこぼしがあると感じた私は、思い切って分割払いに対応した決済サービスをもう1台導入しました。当初は端末が2台になることに少し戸惑いましたが、操作は1週間もすれば完全に慣れました。結果は驚くべきもので、これまで諦められていた5万円以上の高単価商品の売上が目に見えて増加。導入後3ヶ月間の月平均売上は、導入前と比較して約15%も向上しました。 月々の端末維持コストはかかりませんから、増えた利益は純増です。あの時、併用を決断して本当に良かったと思っています。

3-2. 【徹底比較】分割払いを導入できるおすすめキャッシュレス決済サービス4選

【徹底比較】分割払いを導入できるおすすめキャッシュレス決済サービス4選

では、Airペイ(エアペイ)と併用するパートナーとして、どの決済サービスが最適なのでしょうか。ここでは、分割払いに対応し、かつ小規模店舗でも導入しやすい代表的なサービスを4つ比較します。

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サービス名導入費用(端末代)月額費用クレカ決済手数料分割払い対応特徴
STORES 決済19,800円(条件達成で0円)無料1.98%~(2回・リボ)手数料が業界最安水準。小規模店舗に最適。
stera pack0円(1年間お試し)3,300円/月2.70%~(分割・リボ・ボーナス)多機能なオールインワン端末。中規模店舗向け。
スマレジ・PAYGATE30,800円無料3.24%~(分割・リボ・ボーナス)POSレジ連携に強い。プリンター内蔵。
PayCAS Mobile要問合せ要問合せ要問合せ(分割・リボ・ボーナス)持ち運び可能なオールインワン端末。

※注意: 決済手数料やキャンペーン内容は変動する可能性があります。必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

分割対応端末を機能面から比較したい方は『【2025年最新版】オールインワン決済端末を徹底比較!コスパ最強のおすすめ端末8選もご紹介!』の記事をご覧ください。

3-3. 小規模店舗なら「STORES決済」との併用が最適解

上記比較を踏まえ、私が特に個人事業主や小規模店舗のオーナー様へ最も強くおすすめしたいのが「STORES 決済」との併用です。

その理由は、コストと機能のバランスが圧倒的に優れているからです。

  • 維持コストがゼロ: 月額固定費が無料のため、「分割払いを希望するお客様が来た時だけ使う」という運用でも全く無駄がありません。
  • 決済手数料が安い: 電子マネー決済の手数料は1.98%と、Airペイ(エアペイ)(交通系電子マネーは2.95%)よりも安く、併用することで全体のコスト削減にも繋がる可能性があります。
  • 導入ハードルが低い: 申込みから審査、端末の発送までが非常にスピーディーで、すぐに運用を開始できます。

【筆者の失敗談:高機能サービスで一度挫折しました…】 

実は、STORES 決済を導入する前に、より多機能なstera packの導入を検討したことがありました。しかし、申込みに必要な書類が多く、事業計画書の提出なども求められて手続きが煩雑に感じ、途中で挫折してしまったのです。その点、STORES 決済はWebからの申込みが非常にシンプルで、本人確認書類のアップロードも簡単。拍子抜けするほどスムーズに導入審査が完了し、「最初からこちらにすれば良かった」と思ったのを覚えています。

もちろん、レシートプリンター内蔵のオールインワン端末が必須であればスマレジ・PAYGATEやstera packも有力な選択肢ですが、「まずは低コストで分割払いに対応したい」というニーズに対しては、「Airペイ(エアペイ) + STORES 決済」の組み合わせが現在の最適解だと断言できます。

分割払いに完全対応した多機能端末をお探しの方は、stera packの詳細『stera pack(ステラパック)とは?その特徴や評判、導入費用から決済手数料まで完全解説!』もチェックしてみてください。

第4章 分割払い導入前に知っておきたい5つの注意点

分割払い導入前に知っておきたい5つの注意点

分割払いに対応できる決済サービスを併用する決断は、売上向上のための大きな一歩です。しかし、導入を急ぐ前に、知っておくべきいくつかの重要な注意点があります。これらを事前に理解しておくことで、後のトラブルを防ぎ、スムーズな店舗運営を実現できます。

4-1. 注意点①:分割手数料はお客様負担が原則!決済手数料との違い

まず、最も重要な金銭的なルールについてです。分割払いを導入すると、「決済手数料」と「分割手数料」という2種類の手数料が発生しますが、これらの負担者は異なります。

  • 決済手数料: 店舗が決済代行会社に支払う手数料。売上金額の数%(例: 3.24%)が該当します。
  • 分割手数料: お客様がクレジットカード会社に支払う手数料。分割回数に応じて発生します。

店舗が負担するのは、あくまで「決済手数料」のみです。お客様から「分割手数料もお店で持ってくれるの?」と尋ねられるケースがあるかもしれませんが、割賦販売法により、この分割手数料を加盟店(店舗)が肩代わりすることは原則として禁止されています。 この違いを明確に理解し、お客様に誤った案内をしないよう注意しましょう。

【専門家(元カード会社加盟店担当)のコメント】 

「分割手数料の加盟店負担は『立替払い』と見なされ、カード会社の規約で厳しく禁じられています。もし発覚した場合、最悪のケースでは加盟店契約の解除に至る可能性もあります。店舗オーナー様は『決済手数料は店舗負担、分割手数料はお客様負担』というルールを徹底してください。」

加盟店手数料の一覧や仕組みを確認したい方は『【一覧で比較】クレジットカード決済の加盟店手数料の相場や目安を一覧にして徹底解説!』もおすすめです。

4-2. 注意点②:入金サイクルが通常より長くなる可能性

次に、キャッシュフローに関わる注意点です。決済サービスによっては、分割払いで受け付けた売上の入金サイクルが、通常の一括払いの売上と異なる場合があります。

例えば、「一括払いの売上は月末締め・翌月15日入金だが、分割払いの売上は翌々月末の入金になる」といったケースです。導入前に、検討しているサービスの入金規定を必ず確認し、自店舗の資金繰りに影響が出ないかシミュレーションしておくことが重要です。

4-3. 注意点③:返金・キャンセル処理が通常より複雑になる

万が一、分割払いで販売した商品を返品・キャンセルされる場合、その処理は一括払いよりも複雑になります。特に、お客様のカード利用代金の締め日をまたいでしまった場合の返金処理は、注意が必要です。

一度請求が確定してしまったものをキャンセルする場合、カード会社によっては一度全額が引き落とされ、翌月以降に相殺されるといった対応になることもあります。こうした処理はお客様に不安を与える可能性があるため、返金手順について事前に決済代行会社のマニュアルを確認し、サポートデスクの連絡先を控えておくなど、万全の準備をしておきましょう。

4-4. 注意点④:高額決済は不正利用のターゲットになりやすい

これは分割払いに限りませんが、高額な商品を扱う店舗は、盗難カードなどによる不正利用(チャージバック)のリスクが常に伴います。分割払いを導入し、より高額な商品が売れるようになると、そのリスクも相対的に高まります。

対策として、以下のような点を徹底することが重要です。

  • 本人確認の徹底: 高額決済時には、身分証明書の提示をお願いするなど、店舗独自のルールを設ける。
  • カード裏面の署名確認: 決済時にカード裏面の署名と売上票のサインが一致しているか確認する。
  • 不審な点があれば取引を中止する勇気: お客様の挙動に少しでも不審な点があれば、勇気を持って取引を断る判断も必要です。

セキュリティ機能が充実した決済サービスを選ぶことも、リスクヘッジにつながります。

4-5. 注意点⑤:対応ブランドや分割払い回数には制限がある

「分割払い対応」と謳っているサービスでも、すべてのクレジットカードブランド、すべての分割回数に対応しているわけではありません。

例えば、以下のような制限がよく見られます。

  • ブランドの制限: 「VisaとMastercardの分割払いには対応しているが、JCBやAmerican Expressは非対応」
  • 回数の制限: 「2回払いには対応しているが、3回以上の分割は不可」または「3回、6回、12回のみ対応」

自店舗のお客様がよく利用されるカードブランドや、希望されることの多い分割回数に対応しているか、導入前に公式サイトの対応表などで詳細に確認することが不可欠です。

第5章 Airペイや分割払いなどに関してよくある質問

ここでは、Airペイ(エアペイ)や分割払いに関して、多くの店舗オーナー様が抱きがちな疑問について、Q&A形式で分かりやすくお答えしていきます。

5-1. Square(スクエア)や楽天ペイ、スマレジは分割払いに対応していますか?

Airペイ(エアペイ)の競合としてよく名前が挙がる人気サービスですが、分割払いの対応状況はそれぞれ異なります。結論を以下の表にまとめました。

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サービス名分割払いリボ払いボーナス払い備考
Airペイ(エアペイ)一括払いのみ
SquareAirペイ(エアペイ)同様、一括払いのみ
楽天ペイ(実店舗決済)一括払いのみ
スマレジ・PAYGATE多様な支払い方法に対応
STORES 決済2回払いとリボ払いに対応

このように、モバイル型決済サービスであるSquareや楽天ペイは、Airペイ(エアペイ)と同様に分割払いには対応していません。 もし分割払いを導入したいのであれば、選択肢はスマレジ・PAYGATEやSTORES 決済などに絞られます。

Squareのメリット・デメリットを整理した『Square(スクエア)とは?特徴や評判・口コミから導入費用・決済手数料まで完全解説!』の記事も、導入の判断材料になります。

5-2. Airレジを使っていれば分割払いができますか?

これは非常によくある誤解の一つです。「Airレジ」と「Airペイ(エアペイ)」は名前が似ていますが、全く異なる役割を持つサービスです。

  • Airレジ: POSレジアプリ。注文の受付や売上管理、在庫管理などを行うための「頭脳」の部分です。
  • Airペイ(エアペイ): キャッシュレス決済サービス。クレジットカードなどを受け付けるための「決済手段」です。

この2つを連携させることで、会計業務が非常にスムーズになりますが、決済機能そのものはAirペイ(エアペイ)に依存します。 したがって、Airレジを導入していても、連携している決済サービスがAirペイ(エアペイ)である限り、分割払いはできません。

第6章 それでもAirペイ導入をしたい方へ!申し込み方法完全ガイド!

6-1. 失敗しないためのAirペイ導入・申込み5ステップ

Airペイの導入申込みは、すべてオンラインで完結します。手順はシンプルですが、途中でつまずかないよう、一つひとつのステップを確実に進めていきましょう。

STEP
Airアカウントの登録と申込み情報の入力 

まずはAirペイの公式サイトにアクセスし、「AirID」を登録します(すでにお持ちの場合はログイン)。その後、画面の指示に従って、店舗名、住所、業種、代表者情報といった申込みに必要な基本情報を入力していきます。

STEP
必要書類の準備とアップロード

申込み情報の入力後、審査に必要な書類をWeb上でアップロードします。ここでつまずく方が意外と多いため、次の「6-3」で詳しく解説する書類を事前に準備しておきましょう。写真はスマートフォンで撮影したもので問題ありませんが、文字が鮮明に読み取れるように撮影してください。

STEP
審査期間と注意点

書類のアップロードが完了すると、リクルートおよび各決済会社による審査が開始されます。審査期間は通常3営業日〜数週間とされています。この期間は待つしかありませんが、もし申込み内容に不備があると、確認のメールが届き、その分導入までの期間が延びてしまいます。申込み完了メールが届いているか、迷惑メールフォルダに入っていないかなどを確認しておきましょう。

STEP
審査通過とカードリーダーの到着

無事に審査を通過すると、「審査通過のお知らせ」メールが届きます。その後、登録した住所に専用のカードリーダーが発送されます。この時点から、Airペイの導入が現実のものとなり、期待感が高まります。

STEP
初期設定と利用開始(導入完了!)

カードリーダーが届いたら、いよいよ最終ステップです。iPadまたはiPhoneに「Airペイ」アプリをダウンロードし、ログインします。画面の指示に従ってカードリーダーをBluetoothで接続すれば、初期設定は完了。これですべての導入プロセスが終わり、翌日からでもキャッシュレス決済の受付を開始できます。

飲食店として最適なキャッシュレス導入の進め方は、『個人事業主のキャッシュレス決済導入なら!絶対おすすめな端末5選と選び方を徹底解説!』の記事で詳しく解説しています。

6-2. Airペイ申込みに必要な書類一覧【個人・法人別】

スムーズな申込みと審査のために、最も重要なのが「必要書類」の準備です。不備があると審査が滞る最大の原因となりますので、以下のリストを参考に、事前にしっかりと揃えておきましょう。

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個人事業主の場合法人の場合
本人確認書類運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど、顔写真付きのものを1点不要(法人の場合は登記情報で確認)
店舗確認書類店舗の外観・内観の写真、公共料金の領収書、賃貸借契約書など、店舗の実在がわかるもの同左
事業確認書類取り扱う商品・サービスの写真や価格がわかるメニュー表、ウェブサイトのURLなど同左
(法人のみ)登記簿謄本(履歴事項全部証明書)の写し(発行3ヶ月以内)
許認可証飲食店営業許可、古物商許可など、事業に必要な許認可証の写し(該当業種の場合)同左

【筆者のワンポイントアドバイス】 

私が申込みで少し戸惑ったのは「店舗の内観・外観写真」の準備でした。まだオープン前で内装工事中だったためです。その際は、工事中の写真と合わせて、店舗の図面や完成後のイメージがわかる資料を提出することで、無事に審査を通過できました。未開店でも諦めずに、店舗の実態が伝わる資料を丁寧に準備することが、スムーズな導入の鍵です。

6-3. 【見逃し厳禁】キャッシュレス導入0円キャンペーンを最大限活用しよう

Airペイ導入の最大のメリットの一つが、不定期に開催される「キャッシュレス導入0円キャンペーン」です。これは、通常であれば合計で約7万円(iPad:約5万円、カードリーダー:約2万円)かかる導入費用が、条件を満たすことで完全に無料になるという、非常にお得なキャンペーンです。

【キャンペーン適用の主な条件(過去の例)】

  • キャンペーン期間中にAirペイに新規で申込むこと。
  • 申込み月の6ヶ月後の末日までに審査を通過すること。

このキャンペーンを活用できるかどうかで、導入の初期コストは天と地ほどの差が出ます。Airペイの導入を決めたのであれば、必ず公式サイトをチェックし、キャンペーンが開催されているタイミングでの申込みを狙いましょう。

第7章 Airペイには分割払い以上のメリットがたくさんある!

Airペイ(エアペイ)はクレジットカードの分割払いに対応していませんが、これは迅速な導入と低コストを実現するための戦略的な選択です。この弱点は、高単価商品を扱う店舗にとって機会損失となり得ますが、以下の2つの方法で賢く解決できます。

  • 即効性のある対処法:「あとから分割」の案内 最も手軽な方法は、お客様自身が決済後にカード会社へ連絡し、支払いを分割に変更できる「あとから分割」サービスをご案内することです。これにより、店舗側の追加負担なく販売機会の損失を防げます。
  • 根本的な解決策:「STORES 決済」などとの併用 より根本的な解決を求めるなら、月額無料で分割払いに対応する「STORES 決済」などを併用するのが最適です。Airペイの豊富な決済ブランド対応という強みはそのままに、弱点を補完し、あらゆる支払いニーズに応えることが可能になります。

自店の状況に応じてこれらの対策を講じることで、Airペイを有効活用しながら、売上向上を目指しましょう。

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この記事を書いた人

鵜飼 あきひろのアバター 鵜飼 あきひろ 株式会社Grill 取締役/店舗経営・集客コンサルタント

2014年にオイシックス株式会社で海外事業を担当後、香港・中国現地法人の社長に就任。
2017年に起業した株式会社Emooveでは代表として事業を成長させ売却・EXIT。
現在は株式会社Grillの取締役COOとして複数の飲食店舗を経営する傍ら、現場目線で成果の出る集客支援に取り組んでいる。
豊富な実践経験と経営視点を活かし、小さなお店の“ファンづくり”をサポートするのが信条。

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