個人事業主のキャッシュレス決済導入なら!絶対おすすめな端末5選と選び方を徹底解説!

個人事業主のキャッシュレス決済導入なら!絶対おすすめな端末5選と選び方を徹底解説!
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目次

第1章 個人事業主のお店がキャッシュレス決済を導入するメリットとは?

個人事業主のお店がキャッシュレス決済を導入するメリットとは?

1-1. キャッシュレス決済とは?

キャッシュレス決済とは、クレジットカードやQRコード、電子マネーなど現金を使わない決済方法の総称です。2019年以降、日本では政府のポイント還元施策やスマホ決済の普及もありキャッシュレス決済比率が約1.5倍に増加し、2023年には約4割に達しました。現金を使用しない決済手段に対応することがおすすめで、売上の増加につながるほか、会計や売上管理に伴う業務の削減も期待できます。実際、個人事業主を含む中小事業者におけるクレジットカード決済の導入率は約6割程度とされており、小規模店舗でもキャッシュレス決済はもはや珍しいものではありません。

1-2. 個人事業主がキャッシュレス決済を導入するメリット

個人事業主がキャッシュレス決済を導入するメリット

近年は現金を持ち歩かない顧客も増え、キャッシュレス決済に対応していないと機会損失につながる恐れがあります。大手チェーン店だけでなく、小さな店舗でもキャッシュレス対応が進んでおり、個人事業主にとっても新たな顧客層の開拓顧客満足度の向上が期待できます。例えば現金を持ち合わせていないお客様でも、カードや電子マネー決済に対応していればその場で購入してもらえるため、販売機会を逃しません。

また、キャッシュレス化によって現金管理の手間レジ締め作業の負担も減らせる点は、少人数で店舗を切り盛りする個人事業主にとって大きなメリットです。一方で、導入時には決済手数料専用端末の準備などコスト面の不安もあります。しかし最近では初期費用無料・端末代も実質無料キャンペーンを行うサービスや、取引ごとの決済手数料も2〜3%前後と比較的低水準のサービスが多く、こうしたハードルはかなり低くなっています。

第2章 キャッシュレス決済導入前のポイントと準備

キャッシュレス決済導入前のポイントと準備

2-1. 導入前に確認すべきポイント

個人事業主がキャッシュレス決済を導入する際は、事前に以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 決済手数料や料金体系の確認:
    個人事業主向けの個人事業主向けの個人事業主向けのサービスごとに取引あたりの決済手数料率が異なります。クレジットカード決済では約3%前後、QRコード決済では約2%前後が一般的です。月額固定費の有無や振込手数料も含め、トータルの費用を試算することがおすすめです。
  • 必要な端末・周辺機器の準備:
    キャッシュレス決済には専用の決済端末(カードリーダーやQRコード読み取り機)や、タブレット・スマートフォン、レシートプリンター等が必要になります。サービスによってはiPadなど特定の端末が必須な場合もあるため事前に確認することがおすすめです。
  • 入金サイクルの把握:
    売上代金が店舗の銀行口座に振り込まれるタイミング(入金サイクル)はサービスごとに異なります。早いものでは最短翌営業日入金(例:Square)というサービスもありますが、遅いものでは月1回程度の入金(例:PayPay)となるケースもあります。個人事業主の資金繰りに影響しないよう、自店のニーズに合った入金頻度のサービスを選びましょう。
  • 加盟店審査と契約条件:
    個人事業主でも問題なく申し込みできますが、サービス利用開始にあたっては所定の加盟店審査があります。開業間もない場合など審査に時間がかかることもありますが、必要書類を揃えて正確に提出すれば過度に心配する必要はありません。また、解約時の違約金や端末返却条件があるサービスもゼロではないため、契約条件も一読しておきましょう。

2-2. 個人事業主の導入体験談(筆者のケース)

実際に私自身も、昨年初めてキャッシュレス決済を導入しました。開業当初は現金オンリーの小さな雑貨店でしたが、常連のお客様から「カード使えますか?」と聞かれることが増えたため、思い切ってSquareのカード決済サービスに申し込みました。最初は「決済代行会社との契約や端末設定が難しそう」「決済手数料が利益を圧迫するのでは」と不安もありました。しかし、Squareはオンラインで申請手続きが完結し、1週間ほどで小型のカードリーダー端末が手元に届きました。端末代金は約7千円でしたが、月額料金は0円でランニングコストは決済手数料(実店舗で3.25%)のみ。

導入後は、全売上のうち約3割がクレジットカードや電子マネー経由になり、客単価もやや上昇しました。現金売上についても、レジ締め時にSquareのレポート画面で日次売上をまとめて確認できるため、会計管理が格段に効率化したと感じます。月々の手数料負担はありますが、「現金がなくて買えなかった」お客様を取りこぼすことが無くなったことで売上と信用が向上し、導入して本当に良かったと実感しています。

第3章. キャッシュレス決済を個人事業主が導入する場合のデメリットや注意点

キャッシュレス決済を個人事業主が導入する場合のデメリットや注意点

3-1. 新たな業務習得の必要性

キャッシュレス決済を導入すると、現金払いでは不要だった新しい業務を覚える必要があります。個人事業主の場合、たとえば決済端末の操作方法や決済代行サービスの管理画面の使い方など、従業員向けに新しいマニュアルを用意して教育する手間が発生します。

また、高齢の従業員やITに不慣れなスタッフがいる場合、現金中心の従来業務から切り替える際に戸惑いや抵抗を感じる可能性もあります。そのため、導入前に十分な説明や練習の時間を取り、段階的に慣れてもらう工夫がおすすめです。もっとも、一度操作に慣れてしまえば業務効率が向上し、導入のメリットがデメリットを上回るでしょう。

3-2. 現金とキャッシュレス両方の管理が必要

現金だけを扱っていた店舗がキャッシュレス決済を導入すると、現金管理とキャッシュレス管理の両方を行わなければなりません。現金とキャッシュレスで会計フローが二本立てになると、売上集計や経理処理の手順も増え、ミスや漏れが発生するリスクも高まります。特に個人事業主など事業規模が小さいと、一人で現金対応とキャッシュレス端末操作を切り替えるのは負担に感じるでしょう。

現金派の顧客もいるため現金決済を完全になくすことは難しく、しばらくは二重の管理体制が必要になるでしょう。こうした負担を軽減するには、現金とキャッシュレスの売上情報を一元管理できるソフトの活用がおすすめです。

3-3. 初期費用や決済手数料の負担

キャッシュレス決済の導入には初期費用がかかり、利用時には決済手数料も発生します。たとえばクレジットカード決済の手数料率は売上の3~5%程度が一般的で、この分だけ利益が減少します。個人事業主にとって端末購入費用やレシートプリンターなど設備導入費が必要になる場合もあり、小規模な個人事業主にとって負担となり得ます。また決済手数料として売上の数%が差し引かれるため、売上が増えても手数料分だけ実際の利益は目減りします。

例えば月商100万円の場合、手数料率が1%違えば月1万円、年間で12万円もの差になります。それだけ利益への影響が大きいため、料率の違いも無視できません。さらに、月によって売上に波がある場合、月額料金が固定で発生するプランでは売上が少ない月に負担が重くなる点にも注意が必要です。月額費用やオプション利用料が生じるサービスもあるため、導入前に費用対効果を十分に試算しておくことがおすすめです。

キャッシュレス導入の費用負担が気になる方は、経費削減の『飲食店の経費削減完全マニュアル!すぐに効果が出るコスト最適化のアイデアをすべて大公開!』もご一読ください。

3-4. 入金サイクルの遅さと資金繰り

現金決済と違い、キャッシュレス決済の売上金は後日入金されます。通常、売上金の振込は月に数回(サービスにより月1~数回)であり、入金までタイムラグが生じる点に注意が必要です。特に個人事業主で、日々の売上をすぐ仕入代や家賃などの支払いに充てているような場合、入金まで待たされることで資金がショートしかねません。

資金繰りが厳しい個人事業主の場合、売上代金がすぐ手元に入らないことでキャッシュフローに影響が出る可能性があります。場合によっては、売上自体は出ていてもタイミングの問題で支払いに行き詰まり、黒字倒産につながってしまうリスクも否定できません。入金頻度が少ないサービスやプランを選ぶと現金不足に陥る恐れもあるため、自社の資金繰りに合った入金サイクルのサービスを選ぶことが重要です。

第4章. 個人事業主に最適なキャッシュレス決済サービスの選び方

4-1. 対応できる決済方法の種類で選ぶ

決済サービスの対応可能な決済方法の種類は、サービスを選ぶ際の重要ポイントです。クレジットカード(主要カードブランド)だけでなく、QRコード決済や電子マネーなど多彩なキャッシュレス決済手段に対応できるサービスを選ぶと、幅広い顧客ニーズに応えられます。個人事業主は普段から自店の顧客層がよく利用している決済手段を考慮することも大切です。

例えば、若年層の利用が多い店舗ならスマホQR決済への対応は欠かせませんし、訪日外国人観光客が多い業種なら主要国際ブランドのクレジットカードや銀聯カードに対応していることが必須でしょう。可能な限り利用できる決済手段が豊富な決済代行サービスを検討することがおすすめです。

4-2. 決済手数料や導入コストで選ぶ

各サービスの決済手数料初期費用・月額費用も比較しましょう。手数料率はサービスやブランドによって異なり、高いと利益を圧迫しますから、なるべく手数料が低いものを選ぶことがおすすめです。例えば月商100万円の場合、手数料率が1%違えば月1万円、年間では12万円もの差になります。それだけ利益への影響が大きいため、料率の違いも無視できません。

また、端末代や導入時の費用、毎月固定でかかるランニングコストにも注意が必要です。売上規模が小さいうちは固定費ゼロで手数料がやや高いプランを選び、売上拡大に応じて月額有料でも手数料が安いプランに切り替える、といった戦略も考えられます。特に月額料金など継続的に固定費が発生する場合、トータルで無理なく利用できるサービスを選ぶことが大切です。

4-3. 入金サイクル(振込頻度)で選ぶ

入金サイクル(売上代金が口座に振り込まれる頻度)も重要な比較ポイントです。サービスによって、毎日振込・週次・月次など入金までの期間はさまざまです。入金サイクルは資金繰りに影響する可能性もあるため、必ず事前にチェックしましょう。サービスによっては有償オプションで即日入金に対応している場合もあります。

個人事業主で個人事業主で資金繰り重視なら、多少コストを払ってでも入金頻度の高いサービスを選ぶ価値があるでしょう。決済サービスによっては複数の入金サイクルから選択できる場合もあるので、事業に合った入金サイクルが用意されているサービスを選ぶのがおすすめです。

4-4. 決済端末のタイプと必要機器で選ぶ

決済時に使う端末の種類や必要な周辺機器も確認しましょう。決済端末には大きく分けて据置型(有線接続)とポータブル型(無線接続)、さらにはスマホ・タブレットを利用するタイプがあります。据置型は多機能で通信も安定しますが、設置スペースを取り価格も高めです。

一方ポータブル型は持ち運びが可能で安価な傾向がありますが、利用にはWi-Fi環境の整備が必要です。例えば個人事業主で移動販売やイベント出店が多い業態ならポータブル型が適していますし、常設店舗でレジ周りにスペースが十分にあるなら据置型でも問題ないでしょう。店舗のレジ回りのスペースや営業形態に応じて、適切な端末タイプを選ぶことがおすすめです。

また、決済端末以外にPOSレジ・プリンター・タブレットなど追加の機器が必要になる場合があります。設置場所が狭い・手間を省きたいという場合は、すべてが1つに備わったオールインワン端末付きサービスを選ぶのも一案です。

4-5. 加盟店審査や契約条件を確認する

加盟店審査の有無や契約条件も事前に確認しておきましょう。サービスによって提出書類や審査完了までの期間は異なり、個人事業主だと時間がかかる場合もあります。個人事業主の場合は開業届の写しや本人確認書類などの提出を求められることが多いので、早めに準備しておくと安心です。短期解約の場合、解約違約金を請求されるサービスもゼロではありません。

また、月額料金が発生するプランの場合、解約日が月の途中でもその月の利用料金が満額請求されるケースもあります。契約期間や違約金の有無など、契約上の条件もしっかりチェックすることが必要です。公式サイトに掲載されている必要書類の案内や審査の所要日数を確認し、前もって対応しておくことがおすすめで導入がスムーズでしょう。さらに、そもそも個人事業主を受け入れているサービスか(法人のみ対象ではないか)も要確認です。

4-6. 導入の手軽さ・サポート体制で選ぶ

個人事業主がはじめてキャッシュレス決済を導入する場合は、導入手続きの手軽さも重視しましょう。契約や設定に時間がかかりすぎたり、操作が難解なサービスだと、導入のハードルが高く現場の負担になります。初めてキャッシュレス決済を扱う方は、できるだけ直感的に操作できるサービスを選ぶことも重要です。多機能すぎて難解なシステムより、シンプルで分かりやすいUIのサービスの方が継続的に使いやすいでしょう。

できるだけ申込みから利用開始までがスムーズで、特殊な設備投資をせずに始められるサービスを選ぶことがおすすめです。例えばスマホやタブレットさえあれば決済可能なサービスであれば、個人事業主でも気軽にキャッシュレス決済を導入しやすいと言えます。導入後のサポート体制が充実しているかも確認できればなお安心です。

ここで押さえておきたい実践ポイント:

自店の業態や顧客層を踏まえ、対応決済方法や費用、入金条件など比較ポイントを整理して最適なサービスを選びましょう。導入後の運用イメージを具体的に描き、無理なく活用できるサービスを選定することが成功の鍵です。

各社の端末機能や導入条件を詳しく比較したい方は、『【2025年最新版】オールインワン決済端末を徹底比較!コスパ最強のおすすめ端末8選もご紹介!』の記事も参考になります。

第5章. 個人事業主におすすめなキャッシュレス決済サービス5選

個人事業主におすすめなキャッシュレス決済サービス5選

5-1. Square(スクエア)

おすすめ端末① Squareシリーズ

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Square(スクエア)は、最短で申し込み当日から決済を開始でき、翌営業日には売上金が入金されるスピード感が魅力の決済代行サービスです。

初期費用無料で始められ、必要に応じて機能に合わせたグレードの決済端末(POSレジ)を利用できます。月額固定費はなく、決済手数料も小規模事業主や新規加盟店の場合にVISA・Mastercardの対面決済で2.5%、その他の決済手段でも3.25%程度と比較的低く抑えられています。早い入金サイクルと低コストで導入したい個人事業主におすすめです。

5-2. STORES(ストアーズ)

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STORES(ストアーズ)は、ネットショップとリアル店舗の決済管理を一元化できる決済サービスです。通常プランでは月額無料・手数料3.24%で利用でき、さらに業種によってはクレジットカード手数料が1.50%(医療業界など)や2.48%(理美容業など)に優遇される業種別の特別料率が用意されています。

別途月額3,300円(税込)の有料プラン(中小支援プラン)に加入すれば、手数料が1.98%~まで下がり、よりコストを抑えることも可能です。申し込みから加盟店審査、端末発送まで最短3営業日ほどと導入スピードも速いため、スピーディーにキャッシュレス決済を始めたい個人事業主にも使いやすいでしょう。

ネットショップとキャッシュレスを連携させる集客の工夫については、『飲食店のEC(ネット通販)の始め方完全ガイド!必要な準備や簡単な導入方法まで徹底解説!』もご参照ください。

5-3. AirPAY(エアペイ)

おすすめ端末④ Airペイ

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AirPAY(エアペイ)は、クレジットカード決済から、交通系電子マネー、タッチ決済、QRコード決済にいたるまで幅広い決済手段に対応している決済代行サービスです。専用のカードリーダーをiPadまたはiPhoneに接続し、アプリを使って決済する仕組みで、導入時の手数料や月額固定費用は無料

決済手数料は主要ブランドで一律3.24%と明瞭です。売上の入金サイクルは月6回、または3回と比較的頻繁で、資金繰りの安心感もあります。また、誰でも直感的に操作できる優れたUIが特徴で、会計時のミスなく簡単に決済業務をこなせます。売上データが自動集計され、日別・商品別のグラフ確認も可能になるため、会計・売上管理の負担軽減にもつながります。

5-4. PayPay(ペイペイ)

公式サイトはこちら

PayPay(ペイペイ)は、国内で登録ユーザー数6,000万人以上を誇る業界トップシェアのQRコード決済サービスです。加盟店審査完了後に届くQRコードを店頭に置くだけで導入できる手軽さが魅力で、初期費用は不要です。

月額利用料は1,980円~(税別)かかりますが、決済手数料は自社QR決済(PayPay払い)で2.8%、クレジットカード決済も2.8%と低水準に設定されています(その他の提携QR決済は2.95%)。

原則月1回の入金サイクルとなりますが、売上管理やクーポン・スタンプカード発行ができる専用ツール(PayPay for Business)が提供されており、集客やリピーター獲得にも活用できる点が特徴です。

決済と連動したリピーター施策を考えるなら、スタンプカードの効果も見逃せませんので『飲食店はスタンプカードを導入すべき?具体的な効果とリピート顧客を作るための活用方法を徹底解説!』の記事が参考になります。

また、PayPay対応かどうかをお店選びの基準にするユーザーも多いため、導入するだけで新規顧客の獲得につながる可能性もあります。PayPayは導入ハードルが低めのため「キャッシュレス決済を導入したいけど仕組みがよくわからない」「お客様から“PayPayは使える?”と聞かれることが多い」といった事業者におすすめです。

5-5. stera pack(ステラパック)

おすすめ端末② stera pack(ステラパック)

公式サイトはこちら

stera pack(ステラパック)は、三井住友カードなどが提供するオールインワン型の決済代行サービスです。コンパクトな専用端末「stera terminal」1台で、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など30種類以上のキャッシュレス決済手段に対応できるため、追加機器なしで幅広い決済を受け付けられます。

料金プランは事業規模に応じて選択可能で、お試しプラン(サービス利用料無料・手数料率3.24%)、スモールビジネスプラン(月額3,300円・手数料率1.98%~3.24%)、スタンダードプラン(月額3,300円・手数料率2.70%~3.24%)が用意されています。

入金サイクルは最短5日に1回と頻繁で、資金繰りの面でも安心です。stera terminalは自動音声案内や暗証番号のぞき見防止機能など多彩な機能を備えていますが、お客様側の操作は決済方法の選択・金額確認・決済ボタン押下という3ステップで完了する手軽さも兼ね備えています。多機能なオールインワン端末で決済環境を充実させたい個人事業主に適したサービスでしょう。

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サービス名対応決済方法決済手数料初期費用月額費用入金サイクル特徴
Squareクレカ・電子マネー・QR決済 等2.5%~3.25%0円~84,980円無料最短翌営業日(通常週1)専用POSレジ無料提供、振込サイクルが早い
STORESクレカ・QR決済 等1.98%~3.24%0円(条件あり)0円(通常)/3,300円月1回(自動)/随時申請可オンライン決済と一元管理、特別料率あり
AirPAYクレカ・電子マネー・QR決済 等3.24%0円無料月6回または月3回初期/月額無料、決済手段が幅広い
PayPayQR決済(PayPay)・クレカ・他QR2.8%~2.95%0円1,980円~月1回ユーザー数国内最多、コード設置で導入簡単
stera packクレカ・電子マネー・QR決済 等(30種)1.98%~3.24%0円0円(お試し)/3,300円最短5日に1回オールインワン端末、高機能(音声案内等)

キャッシュレス導入を機に販促にも取り組むなら、『飲食店がやるべき広告完全ガイド!集客につながる効果的な活用方法を大公開!』の広告活用ガイドも併せてどうぞ。

第6章. 個人店がはじめてキャッシュレス決済を導入する際の具体的な手順とステップ

個人店がはじめてキャッシュレス決済を導入する際の具体的な手順とステップ

6-1. 導入するキャッシュレス決済の種類を選ぶ

まず、どの種類のキャッシュレス決済に対応するかを決めましょう。顧客層のニーズを考慮し、クレジットカード決済・QRコード決済・電子マネー決済など主要な決済方法から導入対象を選びます自店に最適な決済手段を選択することがおすすめで、顧客の利便性向上と売上機会の拡大につながります。

6-2. 決済代行サービスの選択と費用確認

次に、適切な決済代行サービス(決済会社)を選択します。初期導入費(端末代など)や決済手数料(売上の数%)、月額費用の有無を事前に確認しましょう。近年は端末無料・月額無料のプランも多く、導入コストのハードルは下がっています。個人事業主の個人事業主の事業規模や取引量に応じて最適なプランを選ぶことがおすすめです。

6-3. 申込手続きと加盟店審査

選定した決済サービスに申し込み、必要な店舗情報を提出して加盟店審査を受けます。個人事業主でも導入可能ですが、一般に法人より審査通過のハードルはやや高い傾向があります。とはいえ、最近は個人店の導入実績が豊富な決済代行サービスも増えており、そのようなサービスを選べば比較的スムーズに審査を通過できるでしょう。審査完了後、決済代行会社との契約が正式に成立します。

6-4. 決済端末の準備と導入開始

審査通過後、いよいよ決済端末の準備です。クレジットカード決済の場合はカードリーダー等の端末を接続して初期設定を行い、QRコード決済は審査完了後に提供されるQRコードを店頭に掲示すればすぐに利用開始可能です。また、キャッシュレス決済に必要な通信環境も自前で整え、電波状況が悪くないか確認しておきましょう。準備が整えば、キャッシュレス決済の運用を開始できます。

ネットの回線状況が悪くて悩んでいる方は『店舗・飲食店におすすめのフリーWi-Fi徹底比較!導入に必要な準備から設置方法まで大公開!』の記事が参考になります。

第7章 キャッシュレス決済の導入に関してよくある質問

7-1. Q:キャッシュレス決済の導入に何が必要ですか?

スマートフォン/タブレット、専用カードリーダー端末、インターネット環境の3つが必要です。SquareやAirペイなどの決済代行サービスに申し込み、専用リーダーを用意して決済アプリをインストールすれば、短期間でクレジットカード決済を開始できます。

7-2. Q:導入に初期費用や月額料金はかかりますか?

多くのキャッシュレス決済サービスは初期費用・月額費用が無料です。専用端末代もキャンペーンで無料になる場合が多く、導入コストはほとんどありません。基本的には売上に対する決済手数料(数%)のみで利用できます。

7-3. Q:クレジットカードの決済手数料はどれくらいですか?

カードのブランドや決済代行サービスによって異なりますが、クレジットカード決済手数料はおよそ売上の3%前後が一般的です。例えばAirペイでは主要カードブランドで3.24%、Squareは約3.25%程度に設定されています。

7-4. Q:審査は厳しいですか?どのくらい時間がかかりますか?

各サービスとも、個人事業主でも書類不備がなく健全な事業であれば審査に落ちるケースはまれです。審査期間の目安はSquareで最短即日〜3営業日、Airペイで3〜5営業日程度です。

7-5. Q:個人事業主でもキャッシュレス決済を導入できますか?

はい、個人事業主の方も導入できます。SquareやAirペイは個人事業主から法人まで幅広く申し込みに対応しており、開業届や確定申告書の控えなど事業を証明する書類があれば問題なく審査に通ります。

7-6. Q:どのキャッシュレス決済方法に対応すべきですか?

まずクレジットカードへの対応がおすすめです。加えて交通系電子マネーや主要なQRコード決済にも対応しておけば、より多くの顧客ニーズに応えられます。Airペイなら70種類以上の決済方法を一括導入でき、ほぼあらゆるキャッシュレス決済に対応可能です。

7-7. Q:売上金はいつ入金されますか?

カード決済の売上は、通常決済後数日以内に指定口座へ入金されます。Squareの場合、最短で翌営業日に売上が振り込まれ(三井住友銀行やみずほ銀行なら当日入金)、Airペイも概ね翌日〜2営業日で入金されます。

7-8. Q:オフライン(通信なし)でも決済できますか?

基本的にクレジットカード決済には常時インターネット接続が必要です。ただしSquareにはオフラインモードがあり、一時的に通信が切れても24時間以内に再接続すれば決済が自動処理されます。Airペイなど多くのサービスではオフライン決済はできないため、通信環境の確保が重要です。

第8章. 個人事業主におすすめなキャッシュレス決済サービスを導入してみよう!

キャッシュレス決済を導入すると、顧客満足度の向上や業務効率化に大きく貢献します。導入プランを検討する際は、まず自店の客層に合わせて対応すべき決済方法を選定することがおすすめで、それに合った決済代行サービスを選びましょう。

例えば、Airペイは対応ブランド数が多くAirレジとの連携もできるため、飲食店の注文から会計までをスムーズに進行できます。資金繰りを重視する小規模店舗であれば、Squareの最短翌日入金は大きな安心材料となります。どちらのサービスも個人事業主にとって初期費用や月額費用がかからずリスクが低いので、迷ったら一日でも早く導入してそのメリットを享受するのがおすすめです。

決済と連携する販促で集客効果を最大化したい方には、販促特集記事『【完全版】飲食店で効果の高い販促方法を総まとめ!売上や来店に繋がる手法を大公開!』がおすすめです。

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この記事を書いた人

鵜飼 あきひろのアバター 鵜飼 あきひろ 株式会社Grill 取締役/店舗経営・集客コンサルタント

2014年にオイシックス株式会社で海外事業を担当後、香港・中国現地法人の社長に就任。
2017年に起業した株式会社Emooveでは代表として事業を成長させ売却・EXIT。
現在は株式会社Grillの取締役COOとして複数の飲食店舗を経営する傍ら、現場目線で成果の出る集客支援に取り組んでいる。
豊富な実践経験と経営視点を活かし、小さなお店の“ファンづくり”をサポートするのが信条。

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