Square(スクエア)の入金サイクルはいつなの?振込日や手数料も詳しく解説!

本記事では、多くの事業主から支持される決済サービス「Square(スクエア)(スクエア)」の入金サイクルに焦点を当てます。巷で「早い」と評判のSquare(スクエア)ですが、その実態はどうなのでしょうか。「本当に翌日入金されるの?」「手数料で結局損しない?」「他社と比べてどうなの?」といった疑問に、専門家の視点と具体的なデータを交え、徹底的に、そしてどこよりも分かりやすくお答えします。
この記事を読み終える頃には、あなたはSquare(スクエア)の入金システムの全貌を理解し、自社のキャッシュフローを劇的に改善するための具体的な一歩を踏み出せるようになっているはずです。
第1章. 【結論】Square(スクエア)の入金サイクルは業界最速クラス!

まず結論からお伝えします。Square(スクエア)の入金サイクルは、数ある決済サービスの中でも紛れもなくトップクラスの速さを誇ります。特に、特定の銀行口座を利用することで実現する「最短翌営業日入金」は、多くの中小企業や個人事業主にとって、資金繰りを安定させる強力な武器となり得ます。この章では、なぜ入金サイクルが重要なのか、そしてSquare(スクエア)がどのようにその課題を解決するのかを解説します。
1-1. なぜ「入金サイクル」が事業の生命線なのか?
「売上は立っているのに、なぜか手元にお金がない」。これは事業運営における典型的な危険信号です。この現象の背景には、売掛金の回収サイクルの長さがあります。
経済産業省やアメリカン・エキスプレスの調査からも明らかなように、中小企業にとって「資金繰り」や「キャッシュフロー」は常に経営課題の上位に挙げられます。特に支払い遅延は深刻で、発生した支払い遅延のうち平均21.6%が未回収に終わるという衝撃的なデータもあります。
【筆者の体験談】30万円の入金遅延で学んだ教訓
キャッシュレス決済の導入は、顧客の利便性を高めるだけでなく、この入金サイクルを可視化し、コントロール可能にするという点で、経営者にとって非常に重要な意味を持つのです。
キャッシュレス導入の全体像が知りたい場合は『【一覧で比較】キャッシュレス決済の手数料は高いのか?サービス別の相場や目安を徹底解説!』の記事がおすすめです。
1-2. Square(スクエア)の入金サイクルの基本:2つのパターンを理解する

Square(スクエア)の入金サイクルの最大の特徴は、登録する銀行口座によって決まる、シンプルで分かりやすい2つのパターンにあります。
登録金融機関 | 入金サイクル | 締め日 |
---|---|---|
三井住友銀行 または みずほ銀行 | 最短翌営業日 | 毎日 0:00〜23:59 |
上記以外の金融機関 | 週次(毎週金曜日) | 毎週水曜日 23:59 |
(出典:Square(スクエア)公式サイト)

パターン1:三井住友銀行・みずほ銀行なら「最短翌営業日」入金
もしあなたが三井住友銀行かみずほ銀行の法人口座(または個人事業主口座)をお持ちなら、迷わずそれをSquare(スクエア)に登録しましょう。月曜日の売上は火曜日に、木曜日の売上は金曜日に、という驚異的なスピードで入金されます。
【実際の利用者の声】
ただし、注意点として「営業日」であることがポイントです。金曜日・土曜日・日曜日の売上は、まとめて翌週の月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)に入金されます。
パターン2:その他の金融機関は「週1回・金曜日」入金
これも他社サービスと比較すれば十分にスピーディーなサイクルであり、多くの事業者にとって満足のいくレベルと言えるでしょう。
1-3. 振込手数料は完全無料!隠れコストなしの透明性
入金サイクルと並んで重要なのが「振込手数料」です。せっかくの売上も、入金のたびに手数料が引かれていては意味がありません。
Square(スクエア)の最大の魅力の一つは、この振込手数料が完全に無料であることです。
売上金額の大小や、入金回数に関わらず、一切手数料はかかりません。これは、決済サービスを選ぶ上で非常に大きなアドバンテージです。他社サービスでは「10万円未満の振込依頼には手数料200円」といった条件が付く場合もあり、少額の売上が多い小規模事業者にとっては無視できないコストになります。
キャッシュレス決済のコスト構造をもっと詳しく知りたい方は、『個人事業主のキャッシュレス決済導入なら!絶対おすすめな端末5選と選び方を徹底解説!』の記事も参考になります。
第2章. 【徹底比較】主要競合決済サービスとSquareの入金サイクルや手数料を比較して解説!

「Square(スクエア)が早いのはわかったけど、他のサービスと比べて具体的にどうなの?」——当然の疑問です。この章では、国内の主要な決済サービスとSquare(スクエア)を、事業者にとって最も重要な「入金スピード」と「トータルコスト」の観点から、忖度なしで徹底比較します。この比較表を見るだけでも、あなたのビジネスに最適なサービスを選ぶヒントが得られるはずです。
2-1. 競合4社とガチンコ比較!「入金スピード」で選ぶなら?
ここでは、店舗向け決済サービスとしてよく比較される「Airペイ」「STORES決済」「楽天ペイ」とSquare(スクエア)の入金サイクルを比較します。
【表1】主要キャッシュレス決済 入金サイクル比較
サービス名 | 入金サイクル | 振込手数料 | 特徴・注意点 |
---|---|---|---|
Square(スクエア) | 【最速】最短翌営業日 (三井住友/みずほ) 週1回 (その他) | 無料 | メガバンク2行で翌日対応。汎用性が高い。 |
Airペイ | 月3回 or 月6回 (指定銀行※) ※QR決済は月1回 | 無料 | ゆうちょ銀行は不可。入金回数は多いが翌日ではない。 |
STORES決済 | 月1回 (自動入金)手動入金:最短2営業日後 | 自動:無料 手動:10万円未満は200円 | 自動入金はサイクルが遅い。手動は手間とコストがかかる可能性。 |
楽天ペイ | 【最速】最短翌日 (楽天銀行) 手動入金:都度 | 楽天銀行:無料 その他:330円 | 楽天銀行ユーザーなら最速だが、他行だと手数料が発生。 |
(出典:各社公式サイトの情報をもとに筆者作成)
【比較から見える真実】
汎用性のSquare(スクエア):
楽天ペイも「翌日入金」を謳っていますが、これは楽天銀行利用時に限られます。一方、Square(スクエア)は国内二大メガバンクである三井住友銀行とみずほ銀行に対応しており、より多くの事業者が「翌日入金」の恩恵を受けやすいと言えます。
回数のAirペイ:
Airペイは月3回または6回と入金頻度は高いですが、「翌日」ではありません。資金繰りの計画は立てやすいものの、急な出費への対応力ではSquare(スクエア)に軍配が上がります。
条件付きのSTORES/楽天ペイ:
STORES決済は自動入金だと月1回と最も遅く、楽天ペイは楽天銀行以外では振込手数料がかかるなど、最速・無料で利用するには条件が付きまといます。
他社サービスとして比較されているAirペイについては、『Airペイとは?サービスの特徴から評判・口コミ、具体的な使い方まで徹底解説!』の記事で詳しく解説しています。
2-2. 「手数料」の罠を見抜け!トータルコストで考える

決済手数料の安さだけでサービスを選ぶのは危険です。月額費用や振込手数料、端末代金など、事業を続ける上で発生する「トータルコスト」で判断する必要があります。
【筆者の失敗談】決済手数料0.1%の差に釣られて…
【表2】主要キャッシュレス決済 トータルコスト比較
サービス名 | 決済手数料 (Visa/Master) | 振込手数料 | 月額固定費 | 端末代金(最安) |
Square(スクエア) | 2.5%〜3.25% ※中小事業者 | 無料 | 無料 | 4,980円〜 |
Airペイ | 2.48%〜3.24% ※中小事業者 | 無料 | 無料 | 20,167円 (キャンペーンで無料の場合有) |
STORES決済 | 1.98%〜3.24% ※条件有 | 10万円未満200円 | 無料 (有料プラン有) | 19,800円 (条件達成で無料) |
楽天ペイ | 3.24% | 楽天銀行以外330円 | 無料 (有料プラン有) | 19,800円〜 |
(出典:各社公式サイトの情報をもとに筆者作成) ※手数料は事業規模やプランにより変動します。最新情報は公式サイトをご確認ください。
カード会社別の手数料相場をチェックしたい方は、『【一覧で比較】クレジットカード決済の加盟店手数料の相場や目安を一覧にして徹底解説!』の記事をご覧ください。
2-3. オンライン決済でもSquare(スクエア)は有利?PayPal・Stripeとの違い
Square(スクエア)は店舗決済だけでなく、請求書決済やECサイトなどのオンライン決済にも強みを持っています。ここでは、オンライン決済の代表格であるPayPal、Stripeと比較してみましょう。
【表3】オンライン決済 入金サイクル・手数料比較
サービス名 | 入金サイクル | 振込手数料 | 決済手数料 (標準) |
Square(スクエア) | 最短翌営業日 or 週1回 | 無料 | 3.25%〜3.75% |
PayPal | 手動申請後、3〜6営業日 | 5万円未満:250円 | 3.6% + 40円 |
Stripe | 最短週1回 (月1回、手動も可) | 無料 | 3.6% |
(出典:各社公式サイトの情報をもとに筆者作成)
オンラインビジネスにおいても、Square(スクエア)の「入金サイクルの速さ」と「振込手数料無料」という強みは健在です。特に少額の取引が多いビジネスの場合、PayPalで都度出金すると手数料がかさむため、Square(スクエア)の優位性が際立ちます。
他の人気端末「stera pack」との比較も踏まえたい方は、『stera pack(ステラパック)とは?その特徴や評判、導入費用から決済手数料まで完全解説!』の記事をどうぞ。
第3章. スクエアの入金設定と確認方法!最短翌日入金を実現する3ステップ!

Square(スクエア)の優れた入金サイクルを最大限に活用するには、正しい設定と確認方法の理解が不可欠です。この章では、口座登録から日々の入金確認まで、誰でも簡単に行えるよう、実際の画面イメージ(を想定した説明)と共に3つのステップで解説します。
【透明性の確保】 本章で解説する手順は、2025年6月時点のSquare(スクエア)公式データ(管理画面)およびPOSレジアプリの仕様に基づいています。UIは将来変更される可能性がありますので、ご了承ください。
3-1. ステップ1:銀行口座の登録と認証【最重要ポイント】
最短翌日入金を実現するための最も重要なステップが、三井住友銀行またはみずほ銀行の口座を登録し、正しく認証を完了させることです。
【登録手順】
- Square(スクエア)データにログイン: PCまたはスマートフォンのブラウザからSquare(スクエア)の管理画面にログインします。
- メニューへ移動: [アカウントと設定] > [事業または店舗の情報] > [銀行口座] の順にクリックします。
- 銀行口座を追加: [銀行口座を追加] ボタンを押し、画面の指示に従って金融機関情報(銀行名、支店コード、口座種別、口座番号、口座名義)を正確に入力します。
- 注意点: 口座名義は、法人の場合は登記簿上の正式名称、個人事業主の場合は戸籍上の氏名を寸分違わず入力してください。少しでも異なると認証エラーの原因となります。
- 認証を待つ: 入力後、Square(スクエア)による銀行口座の認証が行われます。通常、数営業日で認証が完了し、結果がメールで通知されます。
【認証がうまくいかない場合】
「認証に失敗しました」というメールが届いた場合は、入力情報に誤りがある可能性が高いです。特に口座名義の半角/全角、スペースの有無などを再確認し、再度登録作業を行ってください。
3-2. ステップ2:入金明細(振込レポート)の見方と活用法
「いつ、いくら入金されるのか?」を正確に把握することは、資金繰り管理の基本です。Square(スクエア)では「振込レポート」機能で、これを簡単に確認できます。
【確認手順(PCの管理画面)】
- Square(スクエア)データにログイン
- 残高へ移動: [お金](または銀行) > [残高] をクリックします。
- 振込レポートを表示: [すべての振込を表示] をクリックすると、過去の振込履歴と今後の振込予定が一覧で表示されます。
- 詳細を確認: 各振込項目をクリックすると、振込日、金額、振込先口座の下3桁、そしてその振込に含まれる個別の取引明細まで確認できます。
【確認手順(POSレジアプリ)】
- アプリを開き [その他] をタップ
- [残高] をタップ
- [すべての取引履歴を表示] をタップ
【専門家の活用術】複数店舗管理者は「振込タグ」を使いこなそう!
3-3. ステップ3:入金通知メールをチェックする際の注意点
Square(スクエア)から振込が行われると、「Square(スクエア)からの振込手続きが完了しました」といった件名のメールが届きます。このメールは非常に便利ですが、一つだけ重要な注意点があります。
それは、「メール受信 ≠ 口座への着金」であるということです。
このメールは、あくまで「Square(スクエア)があなたの銀行口座に向けて振込処理を開始しました」という合図です。実際にあなたの口座で入金が確認できるまでには、金融機関の処理時間により、若干のタイムラグが発生する場合があります。
【利用者の口コミ】
Square(スクエア)公式も、振込予定日の15時頃までを着金の目安として案内しています。特に週明けや連休明けは銀行側の処理が混み合う可能性があるため、少し時間に余裕を持って確認すると良いでしょう。
第4章. Squareの入金サイクルに関する応用知識とトラブル回避方法

Square(スクエア)の基本的な入金サイクルを理解したら、次は一歩進んだ応用知識と、万が一のトラブルを未然に防ぐための知識を身につけましょう。特に、特殊な状況下での決済や、大型連休の際の入金スケジュールは、知っているかどうかで資金繰りの計画性が大きく変わります。この章では、より安心してSquare(スクエア)を使いこなすためのプロの視点を提供します。
4-1. オフライン決済時の入金タイミングと注意点
「電波が悪い場所でも決済できる?」——はい、Square(スクエア)はオフラインモードでも決済を受け付けることが可能です。しかし、その際の入金サイクルには注意が必要です。
オフライン決済は、あくまで端末内に一時的にカード情報を保存している状態です。決済が正式に処理され、入金サイクルが開始されるのは、端末がインターネットに再接続され、取引データがSquare(スクエア)のサーバーにアップロードされた後になります。
4-2. 入金一時停止・保留はなぜ起こる?具体的な原因と解除方法
「ある日突然、Square(スクエア)から入金が保留された」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは非常に稀なケースですが、事業主にとっては深刻な問題です。入金が保留される主な原因は、Square(スクエア)が事業者と顧客双方を不正利用から守るためのセキュリティ対策によるものです。
【入金保留の主な原因】
- アカウント情報の不備: 提出した本人確認書類や事業内容に不明瞭な点がある場合。
- 通常と異なる高額決済: 普段の平均取引額を大幅に上回る決済があった場合。
- 不正利用が疑われる取引: 短時間に同一カードで不自然な回数の決済が行われるなど、不正利用のパターンに合致した場合。
- 禁止商材の販売: Square(スクエア)の利用規約で禁止されている商品やサービスを販売していると判断された場合。
もし入金が保留された場合は、まずSquare(スクエア)からのメールを確認し、指示に従って追加情報(商品やサービスの詳細がわかる資料、取引の正当性を証明する書類など)を速やかに提出することが解決への近道です。
4-3. GW・年末年始など特別期間の振込スケジュール【2025年版】
銀行が休業となるゴールデンウィーク(GW)や年末年始は、Square(スクエア)の入金スケジュールも通常とは異なります。事前に把握しておくことで、「連休明けの支払いに売上金が間に合わない!」といった事態を防げます。
2025年のカレンダーを例に、具体的なスケジュールを見てみましょう。
【2025年ゴールデンウィークの入金スケジュール例】
2025年のGWは5月3日(土)〜6日(火)が4連休です。
決済日 | 登録口座 | 入金予定日 | 備考 |
---|---|---|---|
5月1日(木) | 三井住友/みずほ | 5月2日(金) | 通常通り |
5月2日(金) | 三井住友/みずほ | 5月7日(水) | 連休明けの翌営業日 |
5月3日(土) | 三井住友/みずほ | 5月7日(水) | 連休明けの翌営業日 |
5月4日(日) | 三井住友/みずほ | 5月7日(水) | 連休明けの翌営業日 |
4/24(木)〜4/30(水) | その他金融機関 | 5月2日(金) | 通常通り |
5/1(木)〜5/7(水) | その他金融機関 | 5月9日(金) | GW期間の売上はまとめて翌週金曜日 |
【2025年〜2026年 年末年始の入金スケジュール例】
2025年〜2026年の年末年始は12月27日(土)〜1月4日(日)が9連休となる企業が多いと予想されます。銀行の最終営業日と年始の営業開始日によってスケジュールが決まります。
第5章. Squareの入金サイクルやスケジュールについてよくある質問
ここでは、多くの事業者がSquare(スクエア)の入金サイクルに関して抱きがちな、より細かな疑問について、Q&A形式でスッキリ解決していきます。「こんなこと聞いてもいいのかな?」と思うようなことでも、実は多くの人が同じ疑問を持っています。
5-1. Q:Square(スクエア)の入金サイクルは任意に変更できますか?
A:いいえ、ユーザー側で入金サイクルを任意に変更することはできません。
Square(スクエア)の入金サイクルは、登録している銀行口座によって以下の2パターンに固定されています。
- 三井住友銀行・みずほ銀行: 最短翌営業日入金
- 上記以外の金融機関: 週次(毎週金曜日)入金
もし「週1回」のサイクルから「最短翌営業日」に変更したい場合は、三井住友銀行またはみずほ銀行の法人口座(または個人事業主用口座)を新たに開設し、Square(スクエア)の登録口座を変更する必要があります。
5-2. Q:1円でも入金されますか?少額決済とテスト入金について
A:はい、決済された金額であれば、たとえ少額でも入金されます。また、口座認証のための「1円入金」があります。
まず、通常の取引であれば、顧客が100円の決済をしても、その売上から決済手数料を差し引いた金額がきちんと振り込まれます。特に電子マネー決済は少額利用が多いため、小規模な小売店や飲食店でも安心して利用できます。
それに加えて、Square(スクエア)では銀行口座の認証手続きのために、Square(スクエア)からあなたの口座へ1円が振り込まれます。これは、登録された口座が有効であることを確認するためのテスト入金(デポジット)であり、返金する必要はありません。
【経理上のワンポイント】
この1円は、会計処理上「雑収入」として計上するのが一般的です。本業の売上とは性質が異なるため、営業外収益として処理しましょう。消費税は「対象外」となります。
5-3. Q:複数店舗の売上を一つの口座で受け取る際の管理方法は?
A:「振込タグ」機能を活用することで、どの店舗からの入金かを簡単に識別できます。
複数の店舗を運営し、それらの売上をすべて一つの銀行口座に入金していると、通帳を見ただけではどの店舗の売上か判別が難しくなります。
そこで役立つのが「振込タグ」です。Square(スクエア)の管理画面から店舗ごとに任意のタグ(例:「シブヤテン」「シンジュクテン」など)を設定しておくと、銀行の通帳にそのタグが印字されるようになります。これにより、経理作業の際に売上の仕分けが格段に楽になります。
【設定方法】
Square(スクエア)データ > [設定] > [アカウントと設定] > [マイビジネス] > [店舗] から、各店舗の編集画面で設定できます。
5-4. Q:通帳にはどのように記載されますか?』
A:振込名義人は「Square(スクエア)」と記載され、前述の「振込タグ」を設定している場合はそれも併記されます。
銀行の通帳や入出金明細には、振込元として「Square(スクエア)(スクエア)」といった名義で記載されます。
ここで重要になるのが、口座登録時の「口座名義の一致」です。Square(スクエア)に登録する口座名義と、銀行に登録されている正式な口座名義(カナ・英数字・記号など)が完全に一致していないと、認証エラーとなり入金されません。特に法人の場合、「株式会社」を「(カ)」と略したり、個人事業主で屋号付き名義の場合など、間違いやすいポイントなので、通帳の裏面などで正式名称を正確に確認してから登録しましょう。
第6章. もうキャッシュフローに困らない!Square(スクエア)の入金サイクルは業界最速です!
本記事では、Square(スクエア)の入金サイクルについて、基本的な仕組みから競合他社との比較、さらには応用的な知識やトラブルシューティングまで、多角的に掘り下げてきました。
改めて、Square(スクエア)が多くの事業者に選ばれる理由を要約すると、以下の3点に集約されます。
- 圧倒的なスピード: 三井住友銀行・みずほ銀行なら「最短翌営業日」、その他の銀行でも「週次」という入金サイクルは、キャッシュフローを劇的に改善します。
- 完全無料の振込手数料: 売上金額や振込回数に関わらず、振込手数料が一切かからないため、余計なコストを心配する必要がありません。
- シンプルな透明性: 料金体系が分かりやすく、隠れたコストがないため、事業者は安心してビジネスそのものに集中できます。
私自身、かつて資金繰りに窮した経験から断言できるのは、「入金サイクルの速さは、心の余裕に直結する」ということです。日々の支払いに追われるストレスから解放され、前向きな事業投資や新たな挑戦を考える時間を生み出す。これこそが、Square(スクエア)が提供する最大の価値なのかもしれません。
もちろん、どんなサービスにも向き不向きはあります。あなたのビジネスの規模、業種、そして何を最も重視するかによって、最適な決済サービスは異なります。
しかし、もしあなたが、
- 日々の資金繰りに少しでも不安を感じている
- 売上を1日でも早く現金化したい
- シンプルで分かりやすいサービスを求めている
のであれば、Square(スクエア)は間違いなく、あなたのビジネスを力強く後押ししてくれる最高のパートナーとなり得るでしょう。
この記事が、あなたのキャッシュフロー改善、そしてビジネスのさらなる飛躍の一助となれば幸いです。