Square(スクエア)とは?特徴や評判・口コミから導入費用・決済手数料まで完全解説!

「キャッシュレス決済を導入したいけど何から始めればいい?」
小さな店舗を経営する方や個人事業主にとって、今やクレジットカードや電子マネーへの対応は必須と言える時代です。しかし数ある決済サービスの中からどれを選び、どう導入すれば良いのか迷っていませんか?
本記事では話題のキャッシュレス決済サービス Square(スクエア) について、基本概要からメリット・デメリット、導入方法、料金プラン、他社との比較、お得な導入方法まで徹底解説します。記事を読み終えれば、すぐにSquare(スクエア)導入に向けて動き出せるようになるでしょう。
第1章. Square(スクエア)とは?基本的な仕組みとサービス概要

Square(スクエア) は、スマートフォンやタブレットに小型のカードリーダーを接続するだけでクレジットカード決済が始められる事業者向けのキャッシュレス決済サービスです。2009年に米国でジャック・ドーシー氏(Twitter創業者の一人)によって創業され、2013年に三井住友カードとの提携を通じて日本上陸しました。初期費用や月額固定費が不要で、必要なのは無料のSquare(スクエア)アプリと専用カードリーダーだけという手軽さが特徴です。
Square(スクエア)の仕組みと主な機能
Square(スクエア)は単なる決済端末ではなく、小規模事業者のビジネスを包括的に支援する多機能なプラットフォームです。専用ICカードリーダー(手のひらサイズ)をスマホやタブレットに接続し、専用アプリを使うことでVisa・Mastercard・JCBなど主要ブランドのカード決済が可能になります。現金不要のスピーディーな会計に加え、交通系IC(SuicaやPASMO等)やQRコード決済(PayPayなど)にも対応しており、様々な支払いニーズに応えられます。
さらにSquare(スクエア)は決済機能だけでなく、POSレジ機能(売上・在庫管理、顧客管理など)やオンライン決済・ネットショップ作成機能、請求書発行、継続課金、各種他サービスとの連携機能まで備えており、実店舗とオンライン双方でビジネスを効率化できる包括的なサービスです。
第2章. Square(スクエア)決済を導入する6つのメリットとは?

Square(スクエア)が小規模店舗や個人事業主に支持されているのは、導入・運用のハードルの低さとサービスの充実度において多くのメリットがあるからです。ここでは主要なメリットを6つ紹介します。(筆者自身も小さなカフェを経営しており、Square(スクエア)を導入した体験談も交えています。)
2-1. 導入が簡単で初期費用ゼロ、最短即日スタート可能
Square(スクエア)は申込みから利用開始までのハードルが非常に低いことが最大の魅力です。公式サイトで無料アカウント登録と必要情報の審査を行い、無料アプリをダウンロードすれば、あとは小型のSquare(スクエア)リーダー(約5,000円程度)を用意するだけで準備完了。
月額固定料金は一切かからず、売上が発生したときの決済手数料だけで利用できます。審査もスムーズで、最短当日中にもカード決済を開始できるため、思い立ったらすぐ導入に踏み切れる手軽さがあります。
筆者の体験談:
2-2. 決済手数料が明確で安い&月額料金ナシ
Square(スクエア)は料金体系がシンプルでコストが明確です。例えば対面でのクレジットカード決済手数料はおおむね3.25%前後(Visa/Mastercard/JCBなどの場合)となっており、売上が発生した分に対してのみ課金されます。月額利用料は無料なので、売上ゼロの月でも費用負担がかからないのが安心です。
特に個人事業主やスモールビジネスでは固定費を抑えられる点は大きなメリットでしょう。さらに時折実施されるキャンペーン期間中であれば、Square(スクエア)リーダー購入代金がキャッシュバックされ実質無料になることもあります。
2-3. 多様なキャッシュレス決済手段に対応

Square(スクエア)ひとつで主要なキャッシュレス決済をほぼ網羅できる点も魅力です。クレジットカードはVisa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discoverの主要6ブランドに対応。電子マネーも交通系IC(Suica、PASMO等)やiD、QUICPayなどに対応しており、お客様はかざすだけで支払い完了できます。
さらにQRコード決済では国内利用者の多いPayPayに標準対応(※2024年の大型アップデートで楽天ペイ、d払い、au PAYなど複数のQR決済にも対応開始)。このように1つの端末で様々な決済ニーズに応えられるため、「現金しか使えず機会損失…」という事態を防ぎ、顧客満足度アップにもつながります。
2-4. オンライン決済や請求書決済にも対応し販路拡大
Square(スクエア)は実店舗向けのカード決済だけでなく、オンライン上での決済にも対応しています。無料で使えるネットショップ構築サービス(Square(スクエア) オンラインビジネス)を利用すれば、商品のオンライン販売や予約受付が簡単に始められます。

また、対面せずにメールで請求書を送って支払いを受け付ける請求書決済(インボイス機能)も標準搭載されています。つまり店舗とオンライン双方で一貫したキャッシュレス対応が可能で、コロナ禍以降需要が高まったネット販売やリモート決済にもこれひとつで対応できる柔軟性があります。実店舗とネットショップの売上・在庫データ連携も可能なので、在庫管理や顧客管理を一元化できビジネスの効率化に役立ちます。
キャッシュレスだけでなく、非接触注文の導入も併せて検討してみませんか?詳細は『QRコード注文システムのやり方と手順を解説!簡単にできる導入方法からメリット・デメリットまで!』から。
2-5. POSレジや在庫管理など付加機能が充実

Square(スクエア)はPOSレジアプリとしての側面も持ち合わせています。専用アプリ(Square(スクエア) POSレジ)上で商品登録や在庫数管理、売上分析、顧客情報の保存といった機能を無料で利用可能です。レジ端末としてスマホやタブレットを活用し、現金売上やスタッフの勤怠管理までまとめて管理できます。
これらの付加機能は必要に応じて使えば良いので、小規模店でも無理なく始めて、事業拡大に合わせて機能を活用していける点が優れています。例えば飲食店ならメニュー登録と売上分析、美容サロンなら予約管理と顧客カルテ、といったように業種に合わせて柔軟に使いこなせます。
顧客データを活用して売上アップを目指すなら、メルマガ施策『飲食店のメルマガって集客効果あるの?本当に成果が出る配信方法と運用術を大公開!』もチェックしましょう
2-6. 入金サイクルが早く資金繰りに安心
売上金の入金タイミングが早いこともSquare(スクエア)の見逃せないメリットです。他社サービスでは月1回程度の入金サイクルも多い中、Square(スクエア)は最短で決済日の翌営業日に入金されます。特に振込口座に三井住友銀行またはみずほ銀行を登録している場合、当日分の売上が翌営業日に入金されるスピード対応です。
その他の金融機関でも週1回(金曜日)入金と、十分早いサイクルになっています。日々の売上がすぐ現金化されることで、小規模店舗でもキャッシュフローを健全に保ちやすいのは大きな安心材料です。
第3章. 競合と比較!Square(スクエア)を選ぶデメリットや注意点とは?

多機能で便利なSquare(スクエア)ですが、導入前に知っておきたい注意点や短所もあります。ここではSquare(スクエア)のデメリットとして代表的なものを3つ挙げ、それぞれ対策や留意点も解説します(※メリットと比べてデメリットは少なめですが、念のため確認しましょう)。
3-1. 分割払いやリボ払いに非対応
Square(スクエア)決済では基本的に一括払いのみで、クレジットカードの分割払いやリボ払いには対応していません。そのため高額商品の販売や「分割で払いたい」という顧客ニーズがある業種では注意が必要です。
他の決済代行サービス(例:特定のクレジットカード会社と直接契約する場合)では分割・リボに対応しているケースもあるため、どうしても分割決済が必要な場合はSquare(スクエア)と併用して別手段を用意するか、他サービスを検討する必要が出てくるでしょう。
3-2. クレカ・電子マネー決済用に専用端末の購入が必要な場合あり
スマホのタッチ機能(NFC)を使ったTap to Payにより、一部のVisa/Mastercardはスマホ単体でも決済可能になりつつあります。しかし依然としてICチップ付きカードや電子マネー決済に対応するには専用端末(Square(スクエア)リーダーやターミナル等)の追加購入が必要です。
Square(スクエア)リーダー自体は5千円前後と安価ですが、複数台導入したい場合やレシート印刷機能付きのSquare(スクエア)ターミナル(約4万円)など上位機種を揃えるとそれなりの初期投資になります。導入時には、自店舗に必要な決済方法と端末台数を見極めて、必要最低限の機器を選定するようにしましょう。なお現金決済のみならスマホ・タブレット単体でもPOSレジ機能を使えます。
3-3. システムのカスタマイズ性が低い
Square(スクエア)はシンプルで誰でも使いやすい半面、レジ画面のレイアウト変更やレシート様式の細かなカスタマイズがあまり効かないという制約があります。例えば、自社ブランドに合わせた画面デザイン変更や独自機能の追加などはできず、提供されている標準機能の範囲で運用する形になります。
他の専門的なPOSシステムのように業種特化の細かい設定を行いたい場合には物足りなさを感じるでしょう。ただし言い換えれば「機能がシンプルで迷わない」ということでもあるため、小規模店舗でITに詳しくないスタッフでも直感的に扱えるメリットの裏返しとも言えます。
3-4. 電話サポート対応時間が限られる
Square(スクエア)のカスタマーサポートは平日を含めた毎日10:00〜18:00のみ電話対応可能となっています(メールやチャットによる問い合わせは随時可能)。そのため、深夜営業の飲食店など営業時間帯によってはリアルタイムの電話サポートを受けにくい点に注意が必要です。
万一夜間にシステムトラブルが起きた場合、翌朝まで電話対応を待つかオンラインのヘルプページを参照することになります。トラブル自体は稀ですが、緊急時の備えとしてマニュアルを用意しておく、予備の決済手段(他社サービスや現金対応)も用意しておくといった対策を取っておくと安心です。
マニュアル整備については、『飲食店のオペレーションを劇的に効率化!マニュアルの作成方法まで徹底解説!』と併せてオペレーション強化を図りましょう。
第4章. Squareを導入する場合の具体的な手順と6つのステップ!

「メリットもデメリットも理解した。さっそくSquare(スクエア)を導入してみたい!」という方のために、ここからはSquare(スクエア)を始めるまでの流れをステップごとに説明します。登録作業はオンラインで完結し難しい作業はありませんので、ご安心ください。
4-1. Step 1: 無料アカウントを作成し審査申し込み
まずはSquare(スクエア)公式サイトにアクセスし、事業者向けの無料アカウント登録を行います。必要事項(メールアドレス、事業者情報、銀行口座情報など)を入力すると審査が開始されます。
審査といっても内容はシンプルで、通常申し込みから3〜5営業日ほどで結果通知があります(早ければ申込当日中に完了するケースもあります)。審査に通過すればクレジットカード決済の受け付けが可能になります。※仮に審査落ちしてしまっても、Square(スクエア)のPOSレジ機能(現金売上の記録管理など)は引き続き利用できます。
4-2. Step 2: Square(スクエア) POSレジアプリをインストール
審査完了後、スマートフォンまたはタブレットにSquare(スクエア) POSレジアプリ(無料)をダウンロードします。iPhone/iPadの場合はApp Storeから、Androidの場合はGoogle Playから入手可能です。
アプリをインストールしたら、先ほど作成したSquare(スクエア)アカウントでログインしましょう。このアプリが実際の店舗運営でのレジ画面となり、商品登録・会計・売上確認などすべて行います。シンプルなUIで直感的に操作できるため、POSアプリを初めて使う方でも安心です。
4-3. Step 3: 必要な決済端末(カードリーダー等)を準備

Square(スクエア)でクレジットカードや電子マネー決済を受け付けるには、専用の決済端末を準備する必要があります。基本となるSquare(スクエア)リーダー(ICカード読み取り・タッチ決済対応)はSquare(スクエア)公式サイトや一部の家電量販店で購入できます。
価格は税込みで約4,980円(第2世代)と安価で、スマホ/タブレットとBluetooth接続して利用します。より高度な機能が必要なら、レシートプリンター内蔵のSquare(スクエア)ターミナル(約39,980円)や、iPad連携のSquare(スクエア)スタンド(約29,980円)、大型スクリーン搭載のSquare(スクエア)レジスター(約84,980円)など上位モデルもあります。自店のニーズに合わせて選びましょう(クレカ決済だけならまずは安価なリーダーで十分です)。
4-4. Step 4: 商品・メニュー情報の登録
アプリまたはSquare(スクエア)のウェブ管理画面から、販売する商品やメニューの登録を行います。商品名、価格、カテゴリー、在庫数などを入力しておくことで、会計時に素早く商品を選択でき売上管理も正確になります。
店舗で扱うメニューが少ない場合は後から都度入力でも構いませんが、事前に登録しておくとレジ操作がスムーズです。また消費税の設定や割引メニューの設定もここで可能なので、必要に応じて設定しておきましょう。初期設定に少し手間をかけておくことで、運用開始後の効率が格段に上がります。
4-5. Step 5: テスト決済で動作確認
オープン前にテスト決済を行い、システムが正しく動作するか確認します。実際に少額の決済を自分で行ってみて、カード読み取りが問題なくできるか、電子マネー決済が反応するかなどをチェックしましょう。
併せてお客様へのレシート発行(電子レシートの送信 or レシートプリンターでの印刷)手順も試しておきます。売上記録が正しく管理画面に反映されているかも確認します。事前にテストしておくことで本番時のトラブルを防止でき、スタッフへの操作教育にもなります。
4-6. Step 6: 運用スタート!
準備が整ったら、いよいよ実際の店舗運営にSquare(スクエア)を導入してキャッシュレス決済を開始しましょう。会計時はスマホやタブレットのSquare(スクエア)アプリで商品を選択し、Square(スクエア)リーダーにカードや電子マネーをかざしてもらうだけで決済完了です。
毎日の売上は自動で記録され、在庫数も販売に応じてリアルタイム更新されます。複雑な手計算や在庫チェックの手間が省けるので、本業のサービス提供に専念できます。
導入後は定期的にSquare(スクエア)の管理画面で売上分析したり、必要に応じて機能を追加活用しながらビジネスの成長につなげていきましょう。
第5章. Square(スクエア)の料金プランと決済手数料の目安とは
Square(スクエア)の利用料金は基本的に「初期費用0円・月額固定費0円」で、発生するのは決済手数料などの変動費のみです。ただし提供しているサービスによっては有料のオプションプランも存在します。ここではSquare(スクエア)の料金体系を「月額プラン」「決済手数料」「周辺機器代金」の観点で整理します。
5-1. 月額プラン(無料プランと有料プラン)

Square(スクエア)ではビジネス形態に応じて追加機能を利用できる有料プランがあります。例えばSquare(スクエア) レストランPOSレジの場合、基本機能を備えたフリープラン(無料)のほか、高度なレポート機能などが使えるプラス(13,000円/月)やカスタム対応のプレミアム(要問い合わせ)プランがあります。
小売業向けのSquare(スクエア) リテールPOSではプラスが6,000円/月、予約・サロン向けのSquare(スクエア) 予約ではプラス3,000円/月・プレミアム8,000円/月といった具合に、業種ごとにプランが用意されています。無料プランでも十分使えますが, 売上規模や必要機能に応じて有料プランへのアップグレードも検討すると良いでしょう。
5-2. 決済手数料(クレジットカード・電子マネー・オンライン決済)
Square(スクエア)における各種決済手数料は以下の通りです(2025年現在)。対面でのカード決済(Visa/Mastercard等)手数料は基本3.25%に設定されています。JCBやAmexなど一部ブランドは以前3.95%でしたが2025年1月より3.25%へ引き下げられました。交通系ICや電子マネー決済(iD/QUICPay等)も概ね3.25%前後、QRコード決済(PayPay等)は3.24%〜3.74%程度とされています。
またオンライン決済(Square(スクエア)オンラインストアや請求書決済)では決済手数料が3.6%(JCBのみ3.95%)とやや高めに設定されています。いずれも振込手数料は無料で、売上から手数料が差し引かれ残額が入金される仕組みです。年間取扱高による手数料優遇もあり、例えば年間3,000万円以上の決済がある事業者は個別にレート交渉も可能です。
5-3. 周辺機器の料金(カードリーダー・レシートプリンター等)
Square(スクエア)利用にあたって購入が必要となる周辺機器の価格も把握しておきましょう。標準的なSquare(スクエア)リーダー(ICチップ・非接触対応カードリーダー)は税込4,980円ほどです。レシート印刷までオールインワンで行えるSquare(スクエア)ターミナルは約39,980円、iPadを組み込んで使う据え置き型のSquare(スクエア)スタンドが29,980円、2画面レジのSquare(スクエア)レジスターは84,980円といった価格帯です。
またこれら決済端末以外に、領収書を紙で発行したい場合は対応のレシートプリンター(1〜2万円程度)やキャッシュドロワー等を揃える必要があります。とはいえ初期費用ゼロキャンペーンを利用できればリーダー代は実質無料になりますし、必要機器も最低限に絞ればコスト負担は小さいでしょう。
他の経費削減方法も『飲食店の経費削減完全マニュアル!すぐに効果が出るコスト最適化のアイデアをすべて大公開!』でチェックしてみましょう
第6章. Square(スクエア)と競合の主要な決済サービスの機能や特徴を比較してみる!
「Square(スクエア)以外の選択肢も気になる…」という方向けに、代表的な他社キャッシュレス決済サービスとの比較ポイントを押さえておきましょう。ここではAirペイ(リクルート)、楽天ペイ(旧楽天スマートペイ)、STORESターミナル(ネットショップ作成STORESの決済端末)を例に、初期費用・手数料・入金サイクルなどを比較します。
6-1. Square(スクエア) vs Airペイ
リクルート社の提供するAirペイは、Square(スクエア)同様に初期費用無料・月額料金無料で始められる決済代行サービスです。決済手数料は一律3.24%(税込)(主要6ブランドのカード・電子マネー・QR決済共通)とSquare(スクエア)とほぼ同水準。Airペイでは決済端末が実質0円提供されるキャンペーンも常時行われています。
一方で入金サイクルは月末締め翌月25日払い(指定口座によっては月2回)となっており、Square(スクエア)の翌営業日振込と比べると資金回収までやや時間がかかります。またAirペイはiPadまたはiPhoneが必須(Android非対応)で、動作するデバイスが限られる点も留意しましょう。
6-2. Square(スクエア) vs 楽天ペイ(楽天スマートペイ)
楽天ペイ(実店舗向け決済)は旧楽天スマートペイにあたるサービスで、初期費用0円・月額無料で利用できます。決済手数料は3.24%〜3.74%程度とSquare(スクエア)と同程度ですが、楽天カードの加盟店手数料が優遇されるなど楽天経済圏ならではの特典があります。入金サイクルは月締め翌月末払いが基本で、楽天銀行を振込先にすれば月6回まで入金とスピード面の優遇があります。
Square(スクエア)との違いとしては、楽天ペイは電子マネー(楽天Edy等)には非対応である点や、決済用のカードリーダー(楽天カードリーダー)が必要な点が挙げられます。総じて楽天ポイントとの連携など楽天ユーザーに強い利点がある反面、対応決済手段の幅広さではSquare(スクエア)に軍配が上がります。
6-3. Square(スクエア) vs STORESターミナル
STORESターミナル(旧: Coineyコイニー)は、ネットショップ作成サービス「STORES」の運営会社による決済端末です。こちらも初期費用無料・端末無料キャンペーンあり・月額0円で始められます。決済手数料は一律3.24%(主要カード、電子マネー、QR決済対応)でシンプル、振込サイクルは月6回(10日に1度程度)と比較的早めです。
Square(スクエア)との大きな違いは、専用アプリが決済専用のシンプル設計である点です。POSレジ機能や在庫管理など高度な機能はなく、「決済に特化して低コスト」という位置付けになります。そのため多機能さを求めるならSquare(スクエア)、有償でもよいからシンプルに決済だけ導入したいならSTORESターミナルといった住み分けになっています。
他社のオールインワン端末も気になる方は、『【2025年最新版】オールインワン決済端末を徹底比較!コスパ最強のおすすめ端末8選もご紹介!』の記事で徹底比較しています。
第7章. Square(スクエア)の口コミ・評判はどう?実際の利用者の声をチェック!
サービス選定にあたっては、実際にSquare(スクエア)を使っている店舗オーナーの評判も気になりますよね。ここではSquare(スクエア)利用者の口コミから、良い評判と気になる評判をいくつか紹介します。
7-1. ポジティブな口コミ・評判
- 「Square(スクエア)を導入して驚いたのは決済までのスピード感! スマホがそのままレジ&決済端末になるので、お客様を待たせずに会計できる。非接触のタッチ決済やQR決済までほとんど対応できて、本当に便利。」
- 「売上金の入金サイクルが早いので助かる。 週末に売上げた分が翌週にはもう口座に入っているので、小さな店舗でもキャッシュフローが回しやすい。」
- 「操作がシンプルで使いやすい。 スタッフもすぐ覚えられるし管理画面も見やすい。返金処理もすぐできて助かる。直感的に扱えるので機械が苦手でも安心。」
7-2. ネガティブな口コミ・評判
- 「ピークタイムに決済エラーが発生し困った。 何度かSquare(スクエア)側の通信エラーで決済ができず、予備で用意していた他社レジアプリで対応した。トラブル自体は頻繁ではないが、バックアップ手段は用意しておいた方がいいかも。」
- 「電子マネー決済で一部使えないものがある。 交通系ICはOKだけど、例えば現状タクシー等で使うような特定の電子マネー(※PiTaPaなど)はSquare(スクエア)未対応。うちは問題ないけど、業種によってはカバー率を確認した方が良い。」
- 「サポートに電話したら英語対応だった (※現在は改善傾向)。以前トラブル時に問い合わせたら英語オペレーターのみで戸惑った。最近は日本語サポートも充実してきたようだけど、日本企業のサービスほど手厚くはない印象。」
全体として、Square(スクエア)の利用者満足度は高く「安くて早くて便利」というポジティブな評価が目立ちます。一方でシステム障害への不安や対応範囲の限界などの指摘もゼロではないため、メリット・デメリットを踏まえた上で導入することが大切です。
第8章. Squareの導入に関してよくある疑問や質問
最後に、Square(スクエア)について小規模店舗オーナーからよく寄せられる質問とその回答をまとめます。導入前の疑問点はここで解決しておきましょう。
8-1. Q1:Square(スクエア)で決済した売上金はいつ入金されますか?
A:振込先の銀行によって異なりますが、三井住友銀行またはみずほ銀行の場合は決済日の翌営業日に入金されます。その他の金融機関の場合は毎週水曜日締め・同週金曜日払いが基本です。いずれも振込手数料は無料で、売上から自動で差し引かれた手数料を除いた金額が入金されます。
8-2. Q2:Square(スクエア)ではどんな支払い方法に対応していますか?
A:Square(スクエア)はクレジットカード(主要6ブランド)、デビットカード、交通系ICなどの電子マネー、QRコード決済に対応しています。具体的にはVisa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverのカード決済、交通系IC(Suica/PASMOなど)やiD・QUICPayの電子マネー決済、QRコードではPayPay(※アップデートにより楽天ペイ、d払い等も順次対応)などが利用可能です。
現時点で未対応の決済手段としては、PiTaPa等一部の電子マネーやクレジットカードの分割払いなどがありますが、ほとんどのキャッシュレス決済ニーズはSquare(スクエア)だけでカバーできます。
8-3. Q3:インターネットに接続できない時でもSquare(スクエア)で決済できますか?
A. 一時的にオフライン(通信圏外)でもSquare(スクエア)決済は可能です。具体的にはクレジットカードの磁気ストライプ読み取りによるスワイプ決済のみオフライン受付が可能で、通信回復後に処理されます。
ただしICカードや電子マネー、QR決済は通信環境が必要なので、ネット接続が不安定な環境ではご注意ください。万一に備え、モバイルWi-Fiやテザリング等でバックアップ回線を用意しておくと安心です。
第9章. Squareは小規模店舗の強い味方!今すぐキャッシュレス対応を導入しよう!
本記事では、Square(スクエア)の特徴や導入方法、メリット・デメリットから他社比較、お得な活用術まで幅広く解説しました。 初期費用ゼロ・最短即日で導入でき、クレジットカードから電子マネー・QR決済までこれ一つで対応できるSquare(スクエア)は、キャッシュレス対応をこれから始める小規模店舗にとって心強い味方と言えます。
筆者自身の経験からも、Square(スクエア)導入により売上機会が拡大し日々の業務効率が向上したことを実感しています。もし「現金対応だけでは不安…」「レジ周りをもっと効率化したい」と感じているなら、ぜひSquare(スクエア)の導入を検討してみてください。無料アカウント登録は数分で完了します。あなたの店舗でも、今日から手軽にキャッシュレス決済をスタートしてみましょう!
