スマレジは使いにくいって本当!?導入前に知っておくべきリアルな口コミや評判を徹底解説!

スマレジは使いにくいって本当!?導入前に知っておくべきリアルな口コミや評判を徹底解説!
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目次

第1章 【導入編】スマレジを導入する際に使いにくいと言われる4つのポイント

第1章 【導入編】スマレジを導入する際に使いにくいと言われる4つのポイント

1-1. プランが多すぎて最適なものが選べないから使いにくい!

スマレジの公式サイトを見ると、スタンダード(無料)、プレミアム、プレミアムプラス、そして飲食店向けのフードビジネス、小売店向けのリテールビジネスと、実に5つ以上の料金プランが並んでいます。この選択肢の多さが、導入検討者にとって最初の壁となります。

「うちの店にはどのプランが必要なんだろう?」「多機能なプランを選んで、使わない機能にお金を払うのはもったいない…」と感じてしまうのも無理はありません。特に、各プランで利用できる在庫管理や顧客管理機能のレベルが微妙に異なるため、完璧なプランを選ぼうとすると比較検討だけで疲弊してしまいます。

【専門家コメント】

 POSレジコンサルタントとしてアドバイスするなら、プラン選定で迷った際は、まず「①高度な在庫管理(発注・仕入管理など)が必要か」「②将来的に複数店舗を展開する予定があるか」という2つの質問に「はい/いいえ」で答えてみてください。この2軸で考えると、選択肢は自然と2〜3つに絞られ、比較が格段に楽になります。

1-2. 導入まで約2週間、すぐ使えないから使いにくい!

「明日からお店で使いたい!」と思っても、スマレジは即日導入が難しいPOSレジです。公式サイトによれば、申し込みからアカウントが開設され、周辺機器が手元に届くまでには約2週間のリードタイムを見ておく必要があります。

特に注意が必要なのは、キャッシュレス決済端末「スマレジ・PAYGATE」などを同時に申し込む場合です。決済代行会社の審査には別途時間がかかるため、全体のスケジュールはさらに延びる可能性があります。

1-3. やることが多い初期設定が複雑だから使いにくい!

無事にアカウントが開設されても、すぐにレジとして使えるわけではありません。スマレジを本格稼働させるには、下記のような多岐にわたる初期設定が必要です。

  • 店舗基本情報(店名、住所、インボイス登録番号など)
  • スタッフ情報登録と権限設定
  • 消費税設定(標準税率・軽減税率)
  • レシートのロゴやレイアウト設定
  • 商品マスタ登録(商品名、価格、カテゴリ、JANコードなど)

特に商品点数が多い小売店などでは、一点ずつ手入力するのは現実的ではありません。CSVファイルを使った一括登録機能が用意されていますが、この操作がまた一つのハードルになります。

1-4. 回数券販売など特定業種で利用できないから使いにくい!

スマレジは非常に幅広い業種に対応していますが、一部のサービスでは利用規約により契約できないケースがあります。具体的には、エステサロンのコース契約やフィットネスクラブの年会費、語学教室の回数券販売といった「継続的役務提供」と見なされるサービスです。

これはスマレジ単体の問題というより、連携する決済代行会社の規約に起因することが多く、将来のサービス提供が不確実な取引は審査が通りにくいのが実情です。導入を検討している場合は、必ず事前にスマレジのサポートに自社のサービス形態で利用可能かを確認する必要があります。

【実際の口コミ(30代・エステサロン経営)】 

「スマレジのデザインが気に入って導入寸前まで進みましたが、うちのメイン商品である痩身コース(10回券)の販売が規約上難しいと判明。泣く泣く諦めて、役務提供に強い別のPOSシステムを探すことになりました。最初に確認しておけばよかったです。」


第2章 【端末操作編】スマレジの端末が使いにくい4つの理由

第2章 【端末操作編】スマレジの端末が使いにくい4つの理由

2-1. Android端末が使えないから使いにくい!

スマレジのアプリが動作するのは、Apple社のiPad、またはiPhoneのみです。これは、スマレジが開発当初からiOSの安定性やセキュリティの高さを評価し、プラットフォームを絞ることで品質を維持しているためです。

しかし、店舗によっては既にスタッフ用の連絡ツールとしてAndroidスマートフォンを導入していたり、安価なAndroidタブレットを在庫管理用に使っていたりするケースも少なくありません。そうした店舗にとって、スマレジ導入のために高価なiOS端末を新たに購入しなければならないのは、大きなデメリットと言えるでしょう。

【初期コスト比較】

スクロールできます
端末目安価格スマレジでの利用
iPad (第10世代)約68,800円~○ (推奨)
Androidタブレット約20,000円~× (利用不可)

ご覧の通り、端末を新規購入する場合、Android対応のPOSレジと比較して初期コストに数万円の差が生まれる可能性があります。

2-2. レジを4台以上増やすと有料だから使いにくい!

店舗の規模が大きくなったり、レジを複数箇所に設置したりする場合、端末台数の制限がコストに影響します。スマレジの主要な有料プラン(プレミアム、プレミアムプラス)では、プラン料金内で利用できるレジ端末は3台までと定められています。

4台目以降のレジ端末を追加するには、1台あたり月額3,300円(税込)のオプション料金が必要です。例えば、レジを5台設置する店舗の場合、プラン料金に加えて月額6,600円の追加コストが発生します。

2-3. ハンディを6台以上使うと有料だから使いにくい!

飲食店でオーダーを取る際に活躍するハンディ端末。スマレジではiPhoneやiPod touchをハンディとして利用できます。飲食店向けの「フードビジネスプラン」では、5台までのハンディ利用はプラン料金内に含まれています。

しかし、店舗規模が大きく、多くのスタッフが同時にオーダーを取るような大型店では、6台目から1台あたり月額1,100円(税込)の追加料金が発生します。

【専門家コメント】 

「ハンディ端末の最適な台数は『店舗の総テーブル数 ÷ 3』が一つの目安です。ただし、客単価が低く回転率が非常に高い居酒屋のような業態では『総テーブル数 ÷ 2』で計算し、必要であれば追加費用も予算に含めて検討することをおすすめします。ハンディ不足は、注文の機会損失に直結しますからね。」

2-4. どの周辺機器を選べばいいか分かりにくいから使いにくい!

レシートプリンター、キャッシュドロワー、バーコードリーダー、キッチンプリンター。スマレジは、これらの豊富な周辺機器と連携できるのが強みです。しかし、その選択肢の多さが、ITに不慣れなオーナーにとっては悩みの種になります。

「Bluetooth接続と有線LAN接続、どっちがいいの?」「うちの店のレイアウトに合うプリンターはどれ?」といった疑問は尽きません。接続方式やドライバの相性を考えずに購入してしまうと、いざ接続する段階で「動かない!」というトラブルに見舞われる可能性があります。

【実際の口コミ(30代・カフェオーナー)】 

「おしゃれなカウンターにしたくて、配線がスッキリするBluetooth接続のプリンターを選びました。でも、電子レンジを使うと電波が干渉するのか、レシート印刷がよく失敗するように…。結局、安定性を重視して有線LANモデルを買い直すことになり、余計な出費でした。」

決済端末の違いを理解するには『【2025年最新版】オールインワン決済端末を徹底比較!コスパ最強のおすすめ端末8選もご紹介!』も役立ちます。


第3章 【料金プラン編】スマレジの料金やプランに関してよくある4つの不満

第3章 【料金プラン編】スマレジの料金やプランに関してよくある4つの不満

3-1. 無料プランの機能制限が厳しいから使いにくい!

「月額0円」で始められるスタンダードプランは、スマレジの大きな魅力です。しかし、この無料プランはあくまで「お試し」または「最低限の会計機能のみで十分」という店舗向けであり、本格的な店舗運営には機能が不足しているのが実情です。

具体的には、以下のような店舗経営の根幹に関わる機能が利用できません。

スクロールできます
機能スタンダードプラン(無料)プレミアムプラン以上(有料)
在庫管理×
顧客管理・ポイント機能×
複数店舗の一元管理×
発注・仕入・棚卸管理×
電話によるサポート×

【筆者の体験談】

 私が相談を受けた雑貨店のオーナーは、コストを抑えるために無料プランでスマレジを始めましたが、1ヶ月もしないうちに「手作業での在庫管理が限界!」と悲鳴を上げました。商品の種類が多い物販ビジネスにおいて、売上と在庫がリアルタイムで連動しないPOSレジは、かえって業務を煩雑にしてしまいます。結局、すぐにプレミアムプランへ移行することになりました。

3-2. 商品や会員が増えると追加料金がかかるから使いにくい!

アパレルや雑貨店など、多品種を扱う小売業向けの「リテールビジネスプラン」には、注意すべき「従量課金制度」があります。具体的には、商品登録数が3万点、または顧客登録数が5万人を超えると、超過分に対して追加料金が発生します。

例えば、商品登録数の場合、3万点を超えた分について1,000点ごとに月額1,100円(税込)が加算されます。

3-3. セルフレジの導入コストが高いから使いにくい!

人手不足対策として注目されるセルフレジですが、スマレジでこれを実現するには相応の投資が必要です。お客様が操作する「フルセルフレジ」や、会計のみお客様が行う「セミセルフレジ」の機能を利用するには、専用のソフトウェアライセンス(月額5,500円/台~)に加え、下記のような高価なハードウェアが必要になります。

  • 自動釣銭機: 現金の投入・排出を自動で行う機械。価格帯は50万円~150万円程度が相場。
  • 専用KIOSK端末: お客様が操作するためのタッチパネル付き端末。

【導入事例(クリニック)】 

私が導入を支援したクリニックでは、会計待ち時間短縮のためにセミセルフレジを1台導入しました。その際の初期費用は、自動釣銭機とソフトウェア、設置費用などを合わせて約120万円。人件費削減効果は大きいものの、この初期投資を何年で回収できるか、綿密な事業計画が不可欠となります。

3-4. キャッシュレス決済の導入が別契約だから使いにくい!

POSレジ導入を検討する方の多くが誤解しがちなのがこの点です。スマレジのアプリをインストールしただけでは、クレジットカードやQRコード決済は利用できません。

キャッシュレス決済を導入するには、スマレジとは別に、「スマレジ・PAYGATE」や「stera pack」「Square」といった決済代行サービスと契約を結ぶ必要があります。この際、決済端末の購入費用(またはレンタル料)や、売上金額に応じた決済手数料(3.24%前後が一般的)が別途発生します。

つまり、スマレジを利用した店舗運営には、

  • スマレジの月額プラン料金
  • 決済代行サービスの決済手数料

という2種類のコストが常にかかることを理解しておく必要があります。この構造が分かりにくく、導入後に「話が違う!」と感じてしまう一因になっています。

決済コストの詳細比較には『【一覧で比較】キャッシュレス決済の手数料は高いのか?サービス別の相場や目安を徹底解説!』もおすすめです。


第4章 【お会計編】スマレジの会計操作で使いにくい4つのポイント

第4章 【お会計編】スマレジの会計操作で使いにくい4つのポイント

4-1. 返品・返金の操作が複雑だから使いにくい!

お客様からの返品や返金依頼は、どんな店舗でも起こりうる事態です。しかし、スマレジの返品処理は、直感的なワンタッチ操作とはいきません。操作ミスを防ぐために、あえて慎重な手順が求められる設計になっています。

具体的な手順は、

①管理画面から取引履歴を検索し、
②該当する取引を呼び出し、
③その中から返品したい商品を選択して処理を行う、

という流れです。この「過去の取引を探し出す」という一手間が、特に新人スタッフにとってはハードルとなり、「操作が複雑で分かりにくい」と感じる原因になります。

4-2. Tポイントなどの共通ポイントが使えないから使いにくい!

Tポイント、Ponta、dポイント、楽天ポイントといった、いわゆる「共通ポイントサービス」は、集客の強力なフックになります。しかし残念ながら、2025年7月現在、スマレジはこれらの大手共通ポイントプログラムに標準対応していません

スマレジには独自のポイント機能があり、自店舗オリジナルのポイントカードを発行することは可能です。しかし、「ポイントが貯まるからあのお店に行こう」という強力な来店動機付けを期待する店舗にとっては、この点は大きなデメリットと感じられるでしょう。

4-3. 割り勘や個別会計の操作が直感的じゃないから使いにくい!

特に居酒屋やレストランなどの飲食店で頻発するのが、割り勘や「この人だけ先に会計」といった複雑な個別会計です。スマレジにももちろん伝票分割機能はありますが、その操作がやや煩雑で、慣れるまでは時間がかかります

「Aさんが食べたのはこの2品、Bさんはこの3品…」と、伝票の中から特定の商品を選んで分割していく作業は、ピークタイムの忙しい中では焦りの原因となり、操作ミスを誘発しかねません。

4-4. 取引履歴の修正・削除が簡単にできないから使いにくい!

「会計金額を打ち間違えた!」「割引を適用し忘れた!」といったオペレーションミスはつきものです。しかし、スマレジでは一度確定した取引履歴を簡単に修正したり削除したりすることはできません。

これは、内部不正を防止し、売上データの正確性を担保するための重要な仕様です。しかし、純粋なミスを訂正したいだけの場合、この仕様が「融通が利かない」「使いにくい」と感じられることがあります。取引の修正や取消を行うには、店長など特定の役職者にあらかじめ付与された権限が必要となります。

【専門家コメント】 

これは「使いにくい」のではなく、むしろ「信頼できるPOSレジの証」と捉えるべきです。税務調査などにおいても、安易に取引履歴を改ざんできないシステムは、データの信頼性を証明する上で非常に重要になります。運用上の対策としては、スタッフの権限設定を適切に行い、「修正が必要な場合は必ず店長を呼ぶ」というルールを徹底することが、ミスと不正の両方を防ぐ最善策です。


第5章 【運用編】スマレジの設定や運用方法で使いにくい4つのポイント

第5章 【運用編】スマレジの設定や運用方法で使いにくい4つのポイント

5-1. インボイス対応などの法改正設定が手動だから使いにくい!

2023年10月から始まったインボイス制度。スマレジはもちろんこの制度に対応しており、適格請求書(インボイス)の発行が可能です。しかし、システムが自動で全てをやってくれるわけではありません。

具体的には、自社の適格請求書発行事業者登録番号を、スマレジの管理画面から手動で設定する必要があります。この設定を忘れると、せっかくスマレジを導入してもインボイスを発行できない、という事態に陥ります。こうした法改正に伴う設定変更を、ユーザー自身が行わなければならない点を「不親切だ」「使いにくい」と感じる方もいるようです。

5-2. マニュアルが分厚すぎて答えが見つからないから使いにくい!

スマレジのオンラインマニュアルは、非常に網羅的で詳細です。しかし、その情報量の多さが、逆に「知りたい情報がどこにあるか分からない」「読んでも専門用語が多くて理解できない」という声につながっています。

分厚い辞書のように、目的のページにたどり着くまでに時間がかかり、結果として問題解決を諦めてしまうケースも少なくありません。

5-3. 管理画面の機能が多すぎて使いこなせないから使いにくい!

スマレジの真価は、売上データを多角的に分析できる管理画面にあります。しかし、ABC分析、RFM分析、PL管理、在庫推移など、あまりにも機能が豊富なため、多くのオーナーが「どこから手をつければいいか分からない」と、そのポテンシャルを十分に活かしきれていません。

高機能な分析ツールも、使わなければ宝の持ち腐れです。これが「機能が多すぎて逆に使いにくい」という評価の一因となっています。

5-4. スタッフのレジ研修に時間がかかるから使いにくい!

多機能であるということは、それだけ覚えるべき操作が多いということです。新人スタッフが入るたびに、基本的な会計操作から、割引、返品、伝票分割といったイレギュラー対応までを一から教えるのは、非常に時間と労力がかかります。この教育コストの高さが、店舗運営における隠れた「使いにくさ」と言えます。

【研修効率化の秘訣】 

スマレジには、実際の売上データに影響を与えずにレジ操作の練習ができる「練習モード」が搭載されています。新人スタッフには、まずこのモードで「①通常会計」「②クレジット会計」「③割引処理」「④返品処理」「⑤レジ締め」の5つの基本操作を、一人で完璧にできるようになるまで繰り返し練習してもらいましょう。実践的なトレーニングを営業前に済ませておくことで、OJTの時間を大幅に短縮できます。


第6章 【サポート編】スマレジのサポート体制に関してよくある4つの不満

6-1. 緊急時に電話で聞けないから使いにくい!

「レジがフリーズした!」「お客様がカード決済できない!」といった緊急事態は、店舗運営において最も避けたいトラブルです。しかし、月額0円のスタンダードプランでは、電話によるサポートを受けることができません。 サポートへの連絡手段は、メールのみとなります。

週末の繁忙期にトラブルが発生しても、メールの返信が週明けになる可能性があり、その間、店舗運営に大きな支障をきたすリスクを抱えることになります。この点が、無料プランの最大のデメリットと言っても過言ではありません。

【実際の口コミ(20代・小売店スタッフ)】 

「土曜の夕方、急にレシートプリンターが動かなくなりました。無料プランだったのでメールで問い合わせましたが、結局返信が来たのは月曜の昼過ぎ。その間、お客様には手書きの領収書で対応するしかなく、本当に大変でした。有料プランにしておけば…と心から思いました。」

6-2. メールの返信が遅いことがあるから使いにくい!

有料プランでメールサポートを利用している場合でも、問い合わせの内容やタイミングによっては、返信が翌営業日以降になることがあります。スマレジのサポート対応時間は、公式サイトによると平日10:00〜19:00です。

問い合わせが集中している時間帯や、原因の調査に時間が必要な複雑な質問の場合、即日回答が難しいこともあります。「すぐに返事が来ないから使いにくい」と感じるかもしれませんが、これはある程度仕方のない側面もあります。

6-3. 周辺機器が壊れてもすぐ交換できないから使いにくい!

レシートプリンターやキャッシュドロワーといった周辺機器が物理的に故障した場合、スマレジの保守サービスは「センドバック保守」が基本となります。これは、故障した機器を一度スマレジのサポートセンターに送り、修理または交換品が返送されてくるのを待つ、という方式です。

つまり、代替機が届くまでの数日間、その周辺機器が使えない状態が続くことになります。レシートプリンターがなければレシートや領収書が発行できず、店舗運営に直接的な影響が出ます。このダウンタイムのリスクが、「サポートが使いにくい」と感じさせる一因です。

【筆者が推奨するリスクヘッジ】

 私はクライアントに、予備のレシートプリンターを1台ストックしておくことを強く推奨しています。数千円で購入できる安価なモバイルプリンターでも構いません。メイン機が故障した際に、最低限レシート発行だけでも継続できる体制を整えておくだけで、店舗の信用低下を防ぎ、精神的な安心感も得られます。

6-4. 高度な相談は予約が必要だから使いにくい!

「複数の外部サービスと連携して、もっと業務を効率化したい」「自社の特殊な運用に合わせた設定方法を相談したい」といった高度な内容は、電話やメールだけでは解決が難しい場合があります。

このようなケースでは、予約制のオンライン相談や、全国に展開されているスマレジのショールームへ訪問して、専門スタッフに対面で相談することが推奨されます。電話一本で気軽に相談できない点を不便に感じるかもしれませんが、複雑な課題を確実に解決するための仕組みと捉えるべきでしょう。


第7章 スマレジは本当に使いにくい?リアルな口コミ評価4選

7-1. 「アップデート後に動作が重くなったり、フリーズしたりすることがある」

スマレジは、機能改善やセキュリティ強化のために定期的なアプリのアップデートを行っています。しかし、このアップデートが時として諸刃の剣になることがあります。

【実際の口コミ(20代・アパレル販売員)】 

「新しい機能が追加されるのは嬉しいけど、大型アップデートの直後は決まってアプリの動作が少し重くなる気がします。レジが混んでいる時にフリーズされると本当に焦るので、安定性を最優先してほしいです。」

これは、新しいプログラムと既存のOSや端末との間に、一時的な不整合が生じることで発生する現象です。もちろん、スマレジ側も迅速に修正アップデートを行いますが、ユーザーとしては「またか…」と感じてしまうポイントのようです。

7-2. 「外部システムとの連携設定でエラーが出て、自力で解決できなかった」

スマレジの強みである豊富な外部連携ですが、その設定プロセスでつまずくユーザーは少なくありません。特に会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)とのAPI連携は、専門的な知識がないと難しく感じられることがあります。

7-3. 「小規模な個人店には機能が多すぎてオーバースペックに感じた」

「多機能」は、必ずしも全てのユーザーにとってメリットになるとは限りません。特に、会計機能さえシンプルに使えれば良いという小規模な店舗にとっては、スマレジの豊富な機能がかえって画面を複雑にし、使いにくさを感じる原因になります。

【実際の口コミ(50代・個人経営の喫茶店マスター)】 

「友人に勧められてスマレジを導入しましたが、正直、売上分析も在庫管理も使っていません。ボタンがたくさんあって、たまにしか使わない機能のせいで、毎日使う会計ボタンが探しにくいと感じることさえあります。もっとシンプルなレジで十分でした。」

これは、自分のやりたいこと(ニーズ)と、システムの機能(シーズ)がミスマッチを起こしている典型的な例です。

7-4. 「管理画面のUI(デザイン)が古く、直感的ではない部分がある」

iPadで操作するレジアプリ自体のデザインはモダンで直感的だと評判ですが、一方で、PCのブラウザで開く「管理画面」のデザインについては、少し古さを感じるという声が散見されます。

毎日見る管理画面だからこそ、デザイン性や使い心地はモチベーションにも影響します。機能性は高くても、操作していて「気持ちよくない」と感じる点は、隠れたデメリットと言えるかもしれません。


第8章 スマレジの導入で後悔しないための5つのステップ

ここまで、スマレジの様々な「使いにくい」点を挙げてきました。しかし、ご安心ください。これらの課題のほとんどは、適切な準備と手順を踏むことで乗り越えることが可能です。ここでは、スマレジ導入で後悔しないための、具体的な5つの対策をステップ形式で解説します。

STEP
導入目的を明確にし、必要な機能とプランを見極める

まず最初に行うべき最も重要なことは、「なぜPOSレジを導入するのか」「スマレジに何を期待するのか」という目的を明確にすることです。 「会計が楽になればいい」のか、「データ分析で売上を上げたい」のか、「複数店舗の管理を効率化したい」のか。目的によって、必要な機能、そして選ぶべきプランは全く異なります。

【筆者のコンサルティング手法】

 私はクライアントに、「Must(絶対に必要)」「Want(できれば欲しい)」「Don’t need(不要)」の3つに、POSレジに求める機能を書き出してもらいます。例えば、「在庫管理」はMust、「顧客管理」はWant、「発注管理」はDon’t need、といった具合です。これをやるだけで、自店舗の現状と目指す姿が可視化され、プラン選定のブレがなくなります。

STEP
導入後30日間の無料電話サポート期間を徹底的に活用する

スマレジは、プランに関わらずアカウント作成から30日間、無料で電話サポートを利用できるゴールデンタイムを設けています。この期間を最大限に活用することが、スムーズな導入の鍵を握ります。

導入初期に感じる疑問や不安は、この期間中に全てリストアップし、電話で一気に解消してしまいましょう。「こんな初歩的なことを聞いてもいいのかな?」などと遠慮する必要は一切ありません。

STEP
レジ画面をカスタマイズし、自店舗専用のシンプルな操作画面を作る

スマレジのレジ画面は、表示するボタンの種類や配置を自由に変更できます。このカスタマイズ機能を使い、「自店舗にとって最も使いやすい操作画面」を作り上げましょう。

例えば、あまり使わない機能のボタンは非表示にし、よく出るメニューや商品を「ワンタッチキー」として登録するだけで、会計スピードと操作の正確性は劇的に向上します。

STEP
公式の動画マニュアルやオンラインセミナーで操作を予習する

文字だけのマニュアルを読むのが苦手な方でも、スマレジが提供する動画コンテンツなら、視覚的に操作を理解できます。公式YouTubeチャンネルには、基本的な使い方から応用的な機能まで、数多くのチュートリアル動画が用意されています。

また、定期的に開催される無料のオンラインセミナーに参加するのも非常に有効です。リアルタイムで質問もできるため、疑問点をその場で解消できます。

STEP
まずは基本機能から。外部連携や高度な分析は段階的に導入する

最初から全ての機能を完璧に使いこなそうとすると、情報過多で挫折してしまいます。まずは「①日々の会計業務」と「②レジ締め」という、レジの基本機能だけを確実にマスターすることに集中しましょう。

店舗運営が安定し、スタッフ全員が基本操作に慣れてきたら、次のステップとして「在庫管理」、その次に「顧客管理」、さらに余裕ができたら「外部サービス連携」へと、段階的に活用の幅を広げていくのが成功の秘訣です。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。

開業準備のチェックリストには『小売店開業の流れと必要な準備を完全解説!店舗運営と資金管理の方法を大公開!』も役立ちます。


第9章 実は機能が豊富で使いやすい!デメリットを上回るスマレジ導入のメリッとは?

第9章 実は機能が豊富で使いやすい!デメリットを上回るスマレジ導入のメリッとは?

ここまで「使いにくい」という側面に光を当ててきましたが、それはスマレジが持つポテンシャルの一面に過ぎません。多くの店舗がスマレジを選び、そして満足しているのには、デメリットを補って余りある強力なメリットがあるからです。ここでは、スマレジがもたらす4つの大きな価値を解説します。

9-1. メリット1:高機能な売上分析で、データに基づいた店舗経営が実現する

スマレジ最大の強みは、何と言ってもその高度な分析機能です。日々の売上は自動で集計され、商品別、時間帯別、曜日別、客層別など、様々な切り口で瞬時に可視化されます。

これにより、「なんとなく雨の日は客足が鈍る」といった感覚的な経営から、「毎週火曜日の14時台は売上が落ち込むから、この時間限定の割引クーポンをLINEで配信しよう」といった、データに基づいた具体的なアクションを起こせるようになります。

【成功事例(ベーカリー)】

 あるベーカリーでは、スマレジのABC分析を活用し、売れ筋(Aランク)の「塩パン」の横に、利益率の高い新商品(Cランク)を陳列する「クロスセル戦略」を実行。その結果、新商品の売上が導入前の2.5倍に増加し、店舗全体の客単価も8%向上しました。

9-2. メリット2:豊富な外部連携機能で、会計や予約管理など業務全体を自動化できる

スマレジは「レジ」という枠を超え、店舗運営全体のハブ(中心)となるプラットフォームです。会計ソフト、決済端末、予約システム、ECサイト、勤怠管理システムなど、100を超える外部サービスと連携できます。

例えば、会計ソフト「freee」と連携すれば、スマレジでの売上データが毎日自動でfreeeに登録され、面倒な経理作業から解放されます。こうした連携を積み重ねることで、店舗運営に関わる様々な手作業を自動化し、オーナーやスタッフはより創造的な仕事に時間を使えるようになります。

9-3. メリット3:高度な在庫管理機能で、発注業務の効率化と欠品・過剰在庫を防止

特に物販店や飲食店にとって、在庫管理は経営の生命線です。スマレジの在庫管理機能を使えば、商品が売れるたびに在庫数がリアルタイムで減少。管理画面を見れば、いつでも正確な在庫数を把握できます。

さらに、あらかじめ「発注点(この在庫数を下回ったら発注する)」を設定しておけば、発注が必要な商品を自動でリストアップしてくれます。これにより、発注業務にかかる時間を大幅に削減できるだけでなく、機会損失につながる「欠品」や、キャッシュフローを悪化させる「過剰在庫」のリスクを最小限に抑えることができます。

9-4. メリット4:複数店舗の情報を一元管理でき、ビジネス拡大を強力にサポート

将来的に多店舗展開を考えている事業者にとって、スマレジは非常に心強いパートナーとなります。有料プランでは、複数店舗の売上や在庫状況を、本部でリアルタイムに一元管理できます。

「A店で欠品している商品を、在庫に余裕があるB店から移動させる」といった店舗間の在庫移動もスムーズに行えます。各店舗の店長は自店のデータしか見られませんが、本部のオーナーは全店舗の状況を横断的に分析し、会社全体として最適な経営判断を下すことが可能になります。


第10章 【結論】スマレジを導入すべきなのはどんな店舗?

さて、ここまでスマレジの「使いにくい」点と、それを上回る「強力なメリット」の両面を徹底的に解説してきました。最終章では、これらの情報を踏まえ、あなたの店舗がスマレジを導入すべきかどうかを判断するための、総まとめをお届けします。

10-1. 一目でわかる!スマレジのメリット・デメリット一覧

まずは、これまでの内容を一枚の表に集約し、スマレジの全体像を再確認しましょう。

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項目メリット(強み)デメリット(使いにくさ・注意点)
機能性高度な売上分析、在庫管理、顧客管理が可能。データドリブンな経営を実現できる。機能が豊富すぎてオーバースペックに感じる場合がある。使いこなすには学習が必要。
拡張性外部サービスとの連携が豊富。会計、勤怠、予約など店舗業務全体を自動化できる。連携設定は自力で行う必要があり、IT知識がないとつまずく可能性がある。
対応端末iOSの安定した環境で動作。洗練されたUIのレジアプリ。iPadやiPhoneが必須。Android端末は利用できず、初期コストが高くなる場合がある。
費用無料プランから始められる。機能に応じた柔軟なプラン体系。無料プランは機能制限が厳しい。端末追加や従量課金で想定外のコストが発生することも。
サポートオンラインマニュアルや動画が充実。有料プランなら電話サポートも利用可能。緊急時に頼れる電話サポートは有料。無料プランはメール対応のみで時間がかかる場合がある。

10-2. 【結論】スマレジの導入をおすすめする店舗の特徴

上記のメリット・デメリットを踏まえた上で、スマレジの導入を特におすすめできるのは、以下のような目標や課題を持つ店舗です。

  • データに基づいた店舗改善に本気で取り組みたい店舗 「なんとなく」の経営から脱却し、売上データや顧客データを分析して、具体的な改善アクションに繋げたいと考えているオーナーには、スマレジの分析機能は最強の武器になります。
  • 在庫管理を効率化し、欠品や過剰在庫をなくしたい物販店・飲食店 リアルタイム在庫管理と発注点管理機能は、在庫管理業務にかかる時間を大幅に削減し、キャッシュフローの改善に直結します。
  • 将来的に多店舗展開を視野に入れている事業者 ビジネスの成長に合わせて、複数店舗の情報を一元管理できるスマレジの拡張性は、事業拡大のフェーズで必ず役に立ちます。
  • 様々なITツールを連携させて、店舗運営全体をDX(デジタル化)したい店舗 スマレジをハブとして、会計、勤怠、予約、ECサイトなどを連携させることで、手作業をなくし、生産性を飛躍的に高めたいと考えている店舗に最適です。

10-3. 逆におすすめしない店舗の特徴と、他のPOSレジという選択肢

一方で、以下のような店舗にとっては、スマレジはオーバースペックであり、他の選択肢の方が幸せになれる可能性があります。

  • とにかくシンプルに会計さえできれば良い、という小規模店舗 高度な分析や在庫管理は不要で、直感的で簡単な操作性を最優先するなら、「Square(スクエア)POSレジ」がおすすめです。月額無料で、シンプルかつ美しいUIが魅力です。
  • 既にAndroid端末を多数所有しており、それを活用したい店舗 iOS端末への投資を避けたい場合は、Androidにも対応している「Airレジ(エアレジ)」が第一候補となります。リクルートが提供するサービスで、こちらも月額無料で利用できます。
  • 共通ポイント(Tポイントなど)を導入したい店舗 共通ポイントの集客力に魅力を感じている場合は、それらのプログラムに対応した専用のPOSレジや決済端末を検討する必要があります。

Android端末を活かしたい方には『Airペイ(エアペイ)のデメリットとは?評判って悪いの?知っておくべき注意点を総まとめ!』も参考になります。

第11章 まずは無料プランから!スマレジの使いやすさを体験してみよう!

この記事を読んで、「うちの店にはスマレジが合っているかもしれない」と感じたなら、次の一歩は非常にシンプルです。まずは月額0円のスタンダードプランに登録し、実際に触ってみることを強くおすすめします。

アカウント登録は無料で、クレジットカードの登録も不要です。あなたがお持ちのiPhoneにアプリをインストールするだけで、すぐにスマレジの世界を体験できます。

➡︎スマレジの公式サイトはこちら

「使いにくい」かどうかは、最終的にはあなた自身との相性です。本記事で紹介した「後悔しないための5つのステップ」を参考にしながら、まずはノーリスクでスマレジを試し、そのポテンシャルを体感してみてください。あなたの店舗の未来を大きく変える出会いになるかもしれません。

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SNSやチラシ、ホームページなど、集客の方法はたくさんありますが、

「プロに頼むと費用が高そう…」「自分でできるか不安…」

そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか?
では、実際に外注した場合、どれくらいの費用がかかるのかご存じですか?

サービス内容相場(月額)
SNS運用代行月額 20万円~40万円
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この記事を書いた人

鵜飼 あきひろのアバター 鵜飼 あきひろ 株式会社Grill 取締役/店舗経営・集客コンサルタント

2014年にオイシックス株式会社で海外事業を担当後、香港・中国現地法人の社長に就任。
2017年に起業した株式会社Emooveでは代表として事業を成長させ売却・EXIT。
現在は株式会社Grillの取締役COOとして複数の飲食店舗を経営する傍ら、現場目線で成果の出る集客支援に取り組んでいる。
豊富な実践経験と経営視点を活かし、小さなお店の“ファンづくり”をサポートするのが信条。

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